イギリスにわざわざ来て、何を学ぶのか。あんま興味ないかもしれませんが、こんなこと学ぶんですっていう紹介記事です。
Science and Technology in Society MSc
というコースです。超絶ざっくりした感じですね。日本でいう学部的なくくり(工学部とか)は、”Social & Political Science”であり、そのなかのさらに細かいコースがタイトルにあたります。
コースとしては、4カ月くらい1セメ、4カ月くらい2セメ、4カ月くらい修論執筆となっており、以下具体的に授業内容を記載します。
1 Semester
※私の場合、1セメの内容はすべて必修で、2セメの内容はすべて選択というプログラムです。
Science, Knowledge and Expertise
ざっくり感半端ないですね。主に「科学」ってなんぞや?社会のなかでどうあるべきか、どう活かされるべきか、的なことを学びます。(多分)
Understanding Technology
またまたざっくり(笑)前述した「科学」の「科学技術」バージョンみたいな感じです。科学技術と社会の関わりみたいなことを学びます。
Introduction to Risk, Regulation and Governance
リスクをどう扱うか、どんな規制が必要かなどに関してです。特に「科学(技術)」に関わる内容です。
こちらのコースは1セメの中の前半のみ実施され、後半は↓のコースが替わりに実施されるという、変則的なプログラムです。
Innovation Systems Theory and Practice
(技術)革新はどのようにして生まれるか。社会にどのような仕組みがあれば振興するのか、そんなことを学ぶ予定です。
2 Semester
Advanced Theory in Science and Technology Studies
国家レベルで(技術)革新をうむ、もしくはより発展させるためのフレーム・仕組みに関する理論は提唱されており、古くからの代表的なものや、直近のもの、新しいものを考える術などを学びます。
Biobusiness
生物にまつわるビジネスを様々な点から学びます。遺伝子治療やバイオ燃料、アフリカでの農業分野での応用などなど。
Internet, Society and Economy
そのまんまですが、インターネットと社会、経済の関わりに関してです。GAFAなどの、グローバル企業の影響に関しても学びます。
Dissertation
修論です。正直まだまだ何を書こうかふわふわしています。ちなみに同じコースの博士課程の方々のいくつかの論文は一般公開されていて、こんな感じの研究をされています。
・韓国における、公的な中間支援組織による、中小企業への技術革新促進の役割 (産学連携的なこと)
・インドにおけるICTの活用 (SNSを利用した社会運動に関して)
・タイにおける、科学技術振興のための国家政策の評価
・デンマークにおける精子提供産業の意義
はい、かなり多岐にわたるしレベル感もばらばら・・。過去の修論もアクセスできるようになったので、レベル感など見ながらしっかり考えていきたいです。
加えて
イギリスの大学院生活は1年であり、授業自体は8カ月ほど。なので正直、その分野に対してものすごい知識が身に付く、ってわけにはなかなかいかないと聞きます。ただ、授業での知識以上に
・世界中からの人々と、同じ関心内容に関して議論を交わすこと
・卒業後の、その繋がりからの知見やコラボ
・異文化での生活
こういったことも楽しみにして大学院生活に臨んでいます。来週から授業が本格スタートし、実際の様子なども掲載できたらと思います!
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