色んな社会的投資

ソーシャル

どこから”Social”なのかという議論があるけれど、そこに明確な線引きは必要なく、流れとして”Social”な雰囲気ができたらいいよね!と個人的には思っているので、面白いと感じている「お金」に関する取り組みを挙げている感じです。

ビットコイン寄付

個人的に超注目している「仮想通貨」「ブロックチェーン」の代表格、ビットコイン。法整備も整い始め、今後ますます普及するだろうと感じています。ポイントとしては、


1)直接送金者から受信者へ送金することができる。第三者を仲介する必要がない。2)数円~数十円程度の手数料で送金ができる。3)送金先のビットコインアドレス or QRコードさえ分かれば送れる。4)取引の透明性と匿名性が同時に成立。5)24時間、世界中どこへでもネットが繋がっていれば送れる。6)受け取った人はリアルタイムで金額を把握できる。詳細はビットコイン寄付の可能性

SIB

“SIB : Social Impact bond”、従来の投資は、「投資家」がお金を出して、「資金を受けた団体」が利益を出し、投資家に返済する。SIBでは、「投資家」がお金を出し、「資金を受けた団体」が社会課題に取り組み、「行政」がその取り組みがなければ発生したであろうコストを投資家に支払うスキーム


金銭的なリターンを生み出しにくいNPOなどが資金を確保するツールとして最近注目を集めています


詳しくは→Social Impact Bond Japan

社会的インパクト評価

前述のSIBのような取り組みだと、避けて通れないのが「数値化」して「評価」すること。NPOなどの取り組みを適正に評価しようとする雰囲気が日本でも広まりつつまります。2016年6月には社会的評価イニシアチブが発足。Social Financeの普及に伴い、この分野は今後どんどん発展しそうです。

寄付の教室

子供の頃の寄付の体験は学校での半強制的な赤い羽根募金のみ。そういった思い出の人は多いと思います。この取り組みは、日本の学生が「寄付」や「NPO」に関して学ぶ機会とし、さらにそこから応えの無い問いに向き合い、自分らしい社会貢献の在り方や、自身の価値観に向き合うきっかけとします。


詳しくは→社会貢献教育

遺贈寄付

亡くなるとき、資産の一部を社会に還元したいという思いが高まっています。日本の毎年の相続額は50兆円ともいわれています。このような状況下、遺贈寄付をサポートする協会(全国レガシーギフト協会)が2016年秋に発足しました。

休眠預金

10年以上手つかずの銀行口座、毎年約800億円発生していると言われています。2016年、この資金をNPOなどの民間公益活動促進のために使用する法案が通りました。(※10年以上たっても、もちろん請求すればそのお金は当初預けた人のお金です。)


詳しくは→民間公益活動促進のための休眠預金等活用(内閣府)

寄付月間

「欲しい未来へ、寄付を贈ろう。」2015年より始まった、毎年12月を寄付月間とし、寄付の促進を図る取り組み。初年度にビル・ゲイツがイベントに登壇したりと、今後も楽しみな取り組み。アメリカの感謝祭の翌週火曜日、Giving Tuesdayとしてチャリティー活動を呼びかける取り組みにならう。


詳しくは→寄付月間

日本版グラミン銀行

マイクロファイナンスで有名なグラミン銀行。日本版の発足が2017年秋に報じられました。


就労や起業に必要な資金を低利・無担保で融資する。金利水準は検討中で、初回の融資額は最大20万円の予定。返済が順調なら増額もできる。


バングラデシュでの事業と同様に、5人一組の互助組織で借りる形とし、そのうち1人の返済が滞ると、全員の融資の増額ペースが落とされる。融資後は週1回、お金の使い道や就労の取り組みについて確認する。(※朝日新聞:グラミン銀行が日本進出へ 貧困層向け融資でノーベル賞より)

FUNDINNO

日本発の株式投資型クラウドファンディングを運営。2015年に個人でも未上場株への投資が一定額内で認められ、その流れより誕生。ハイリスクであることは間違いないだろけれど、新しい流れが生じそう


詳しくは→FUNDINNO

polca

盛り上がり続けるクラウドファンディング。親友のバースデーパーティー、友だちといく温泉旅行などのための小規模限定のサイト。コンセプトとしてある「お金をもっとなめらかに。お金でもっとなめらかに。 お金がコミュニケーションと共にある世界を目指して。」って言葉良い!


詳しくは→polca

VALU

最近少し問題になった・・。個人が自分の株式をあたかも発行できるようなサービス。何をもって「価値」があるとみなすか、今後の社会において大きく変わっていくだろうと感じさせるサービス


詳しくは→VALU

TORANOTEC

クレジット・カードや公共交通機関カード等から日々のお買い物の「おつり」を積み重ね、「投資」へまわすサービス。投資をもっと身近なものに、そういったサービスが今後どんどん広がりそうな予感


詳しくは→TORANOTEC

Social Finance に関する情報が得られるであろうカンファレンス

※年に1回、毎年行われています。

ファンドレイジング・日本

ファンドレイジング(非営利組織の資金調達)に関する祭典

日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム

日本財団が2016年より始めた、年に一度のソーシャルビジネスに関する祭典

SIN/SUM

Fintech Summit、2016年より始まった、年に一度のFintechに関する祭典

コメント