仮想通貨いえば、「ビットコイン」が真っ先に浮かぶことが多いと思いますが、ビットコインと同じように「仮想通貨」として扱われている通貨がすでに1000種類以上世界にはあるとされています。
そして、ビットコイン以外の仮想通貨を「アルトコイン」という総称で呼ばれており、ここではそのなかでも主な5つに関して記載します。
Ethereum
・承認目安時間 約15秒/上限発行量 未決定
・初期のホワイトペーパーは、ビットコインの開発に関わっていたプログラマーが作成
・ビットコインのブロックチェーン上は、ビットコインの価値の管理しかできないが、イーサリアムでは、ブロックチェーン上に比較的自由な設計ができる
→ブロックチェーン上で記述されたプログラミングを自動で実行させる仕組みを「スマートコントラスト」といい、これによって特定の管理者なしにプログラムの正常な履行が担保される
・DApps(Decentralized Applications)、「非中央集権型アプリケーション」「自律分散型アプリケーション」構築のプラットフォーム
Ripple
・承認目安時間 即時/上限発行量 1000億
・シリコンバレーのRipple Labs, Inc.が開発、運営
・リップルの分散型台帳ネットワーク(リップルネットワーク)を利用するためのシステム利用料としても機能
・IOW(I owe you : 借用証明書)を利用し、国際送金のコストを大幅に下げる可能性
・PoWではなく、PoC(Proof of Consensus)という、一部の承認者によって記録が管理
・他の暗号通貨に比べ中央集権的
Lisk
・承認目安時間 約10秒/上限発行量 上限なし
・イーサリアムと同様、DApps構築のプラットフォーム
・イーサリアムが、一つの土台の上で各プロダクトが走るの対し、リスクは中心のまわりで、土台も含めた各プロダクトが走る(サイドチェーンの利用)。これにより、拡大性と柔軟性を得る。ただし、サイドチェーンの構築を認める承認者の必要と、規模が小さい時のセキュリティ面の懸念がある
NEM
・承認目安時間 約1分/上限発行量 89億
・日本人(武宮誠氏)が開発に関わる
・A new economy starts with youがモットー。NEM : New Economy Movement
・PoI(Proof of Inportance)という承認の仕組み。ネムコミュニティへの貢献度を独自の指標で定め、指標の高いユーザーからブロックを生成し、報酬を得ることができる
→ビットコインに置ける、消費電量の多いマイニングはお金持ちが更にお金を得る構図になりかねず、それを防ぐために残高や取引量を考慮した指標をもとに承認作業が進む(マイニングではなくハーベスティングと呼ばれる)
Factom
・承認目安時間 ビットコインに依存/上限発行量 上限なし
・分散型の文書管理プラットフォーム
・管理には内部で別の通貨を用い、投機目的からの利用料の乱高下を防ぐ
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