アフリカ感満載のドライブ

派遣中

本日、上司にいきなり「今から現場行くけど一緒に行く?超遠いけど。」的な感じで誘われ、差し迫った予定もなく、バイクがまだ付与されていない身としては、現場に行く絶好の機会ということでついて行くことに。

 

今までで一番アフリカを感じた!

 

舗装されている「道路」を1時間ほど車で移動し、その後トップ画像のような、草が生えていない「道」に突入。こういった道は、今まで何度も経験している。けれども、メイン道路から外れ、道に入っても一向に目的地にたどり着く気配がない。ガタガタレベルも半端なく上昇し続ける。とりあえず草がないから進んでいる感じ。テレビとかで見るような、水がたまって深さがわからない穴がそこらじゅうにあり、何度も横転しそうって感じに傾く。けれども上司は揺られながら寝ている。

 

こんな感じで、地平線の果てまで人工物が見当たらない景色が永遠に続く。マラウイで何度か目にしているけれど、高度も高く、今までで一番自分がイメージしていた「アフリカ」を感じることに。

 

マラウイに来て、「地球に住んでいる。」ということを実感することが多い。日本にいると、基本的にはコンクリートジャングルで、高台とかに行ったとしても、そこから見える景色は人工のもので埋め尽くされていることがほとんど。ここにいると、まだまだ未開拓の地が広がっており、「地球」「自然」をもろに意識する。

 

家はあったとしても、↓こんな感じでまばら。電気はもちろん、水道も通っていない地域。

全然「違う」ところが繋がる瞬間が好きだと改めて感じた。どっちかが優れているとかではなくて、単純に日本にあった景色と、今揺られながら過ぎ去っていく景色の「違い」は半端ない。その違いの度合いを感じられることは、青年海外協力隊の特権の一つであり、ものすごく恵まれた経験。

 

負の側面として、格差の原因に繋がる部分もあるのだろうけれど、多様性という観点から見れば、違いが大きいにこしたことはない。今までの歴史上、ここまで地球の中で「違い」が急速に広がっている時代はないと思う。

 

証券会社に勤めていた時に、日銀が動いたり、郵政が上場する時、Brexitやトランプ政権の誕生といった、最もマクロな動きを、最もミクロな個人に一気に繋ぐ感覚が好きだったけれど、それに似た感じ。面白い時代を生きているとしみじみ。

 

また、帰る道中では、ガタガタ道の山のど真ん中、車が故障して15分ほど身動きがとれないなんてことも。結局電話で助言を受けた運転手が修理し、事なきをえたけれど、あのまま動かなかったらどうなっていたことやら。貴重な経験ができた一日。

 

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