63,64日目のざっくりとした流れ
63日目
<午前>
語学
<午後>
語学
64日目
<午前>
語学
<午後>
語学
※65日目が語学の最終試験であり、自習が多くなっています。
エチオピア派遣予定・コミュニティ開発・Yさん
~試験場マリッジ!~
もともと予定していた方々のインタビュー自体は終え、せっかくなのでということで追加インタビューを何名かにお願いしました。今回ご紹介するYさん、今後絶対流行らないであろう言葉を使うことになりました。該当の内容は真ん中ぐらいにあります。以下インタビュー内容です。
協力隊に応募したきっかけは?
幼稚園から小学校2年生頃までの間、親の都合でブラジルに住んでおり、おぼろげに国際協力に関心はありました。
また、浪人しているんですけど、結構暇だった(笑)当時宮崎あおいが主演の「篤姫」が放送されていて、かわいくて見ていました(笑)たまたま彼女がいくつか途上国に関する映画や番組、書籍などに出ているのを見て関心を抱いた経緯もあります。
応募への大きなきっかけとしては、東日本大震災です。当時大学生で東北に住んでいました。発生した翌月にボランティアに行ったのですが、そこでボランティアリーダーをされていた方が、最近までアフリカにいた協力隊OBの方でした。話を聞くと4年ほど金融機関に勤めた後、協力隊に参加されたとのことでした。そういった選択肢があるのかと思いました。それから、自分も銀行に勤め、協力隊に派遣されて帰ってきたときに30歳になるタイミングで、応募しようと考え、今回応募しました。
学生時代はどんな人(専攻、海外経験、国際協力への関心)
大学の専攻は経済学部です。国際協力への関心は、前述の理由で関心があったのですが、通ってた大学には専門の専攻が無かったので、一番近そうなNPOに関するゼミに入っていました。
大学時代、カリフォルニアに1カ月ほど滞在し、親の都合でタイにも1カ月ほど、夏休みを利用して滞在した経験があります。
協力隊に応募する前は何をしていた?(仕事はやめた?)
先ほども述べましたが、銀行に勤めていました。新卒でNGOへの就職も考えましたが、正直給料があまり高くない印象、かつ即戦力じゃないと難しいと感じて、銀行を選びました。
世の中を考える上で、お金は大事だと考えています。また、一生働くうえで、やりがいを感じていたいと思い、必要とする会社にお金を流したい思いで銀行を選びました。実際に、潰れそうな会社にお金を貸す業務に携わっていました。
誰もが驚く過程でご結婚されていますが、その過程を教えて下さい!
結論から言うと、協力隊の2次試験で、面接の順番が一つ後ろだった人と結婚しました。それまで面識はなかったです。
1月5日ですね。同じコミュニティ開発の職種で、面接会場にいました。面接の順番が丁度前後であり、緊張をほぐすためにも誰かと話したかった。自分の前の人は、ちょっと怖そうな人だったので、避けました(笑)自分の後の人が、今の奥さんです。話を聞くと、出身が同じ埼玉で、年齢も一緒で盛り上がりました。
面接が終わり、待機中の隣の方が面倒見よくて、私と飲みに行こうという流れになり、試験場でぐだぐだしていたんです。そこにたまたま、制度の相談をして帰るのが最後の方になっていた彼女も一緒に行こうとなり、3人で飲みに行き、連絡先はそこで知りました。
そこから、合格発表まで2人で何度か会いました。かつ、合格発表後、飲みに行ったメンバー全員が合格であり、3人でまた会おうとなりました。三重の方だったので、そこで3人で過ごし、埼玉に帰ってきたタイミングで付き合い始めました。
付き合い始め、いずれ結婚するにしても、最初は協力隊を終えてからでいいかなと考えていました。ただ、私の派遣先であるエチオピアではネット環境も悪く、連絡が出来るか怪しそうでした。安心しておきたい面もあり、それなら先に籍を入れようということで、結婚しました。
どちらの親からも「帰ってきてからでいいのでは?」と言われましたが、二人で今が良いと判断し、その旨伝えると、結局は認めてくれました。
(奥さんの良いなと思うところは?)
兄弟が多い家庭で、みんな仲が良く、家族を大事にしている感じです。あと、お互いの「将来こういうことしたいね」といった方向性が似ている点もあります。国際協力に関心があるけれど、絶対海外!ってほどではない感じです。
現地での要請内容は?あと、現地でどんなことをしたい?
農業組合を管理する組織で、会計を同僚に教える予定です。個人的に、マイクロファイナンスへの関心も高いので、チャンスがあれば取り組みたいです。
また、エジプトに行きたいと考えています。歴史がずっと好きなので、ピラミッドなどの世界遺産を楽しみたいです。
帰国後はどうするつもり?将来はどんなことをしたい?
絶賛悩み中です(笑)もともとは大学院に行こうとも思っていたのですが、結婚したこともあり、働こうと思っています。出来れば国際協力に少しでも関われる仕事がしたいです。銀行出身ですが、メーカーやインフラ関連も考えています。ただ、少し金融をかじっていたので、それをゼロにはしたくないです。中小企業診断士の資格取得を考えており、将来的には日本の中小企業が、途上国に進出する時のサポートがしたいです。
「いつか~の力になる」にした理由は?
<Yさん記入>『いつか「世界中のみんなが夢を持てる」力になる』
もともと働くにあたって、やりがいが欲しかった。自分にとってのやりがいは、みんなが平等に夢をつかむチャンス、挑戦するチャンスを手にする力になること。素敵なビジョンを持ち、立派な技術を持っている、だけど資金が困っているようなところの手助けができればと思います。
幸せだと感じるのはどんな時?
自分の頑張り次第で、可能性があるんだと感じる時です。
これからの意気込みをお願いします!
2年間は死なないように頑張ります。それ以降は、「いつか~の力になる」で書いたことを忘れないように取り組みます。死ぬ瞬間に、いい人生だったと思えるように頑張りたいです!
<インタビューを終えて>
70日間の訓練に入る前の、コミュニティ開発の職種が集まった事前研修、お昼の時にさらっと「実は・・」的な感じで今回のお話聞いたこと、今でも覚えています。こんなこと言うと他の方に怒られそうですが、インタビューしていて一番楽しかったかもしれないです(笑)インタビューありがとうございました!末永くお幸せに!
※「試験場マリッジ」というよく分からない言葉を使ったのは、訓練生活における諸々の事情で、それぞれの訓練所の地名をなぞらえた「二本松イリュージョン」「駒ヶ根マジック」という恋愛に関する造語があるのにならいました。後に続く人は現れのでしょうか・・
ちなみに次の65日目は語学の最終試験です。この結果が悪いと訓練修了を認められず、派遣が先になったり、中止になったりします。頑張ろー!!
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