ますます勢いを増している、クラウドファンディング。ネットならではの、新しい資金調達の方法として注目を集めています。
「現代経済におけ最大のイノベーションが株式の仕組み。」と言われる反面、世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェットは「最近の金融でのイノベーションと言えばATMぐらい。」との発言。新しい金融の在り方の可能性がクラウドファンディングにはあると感じており、ここではそもそもクラウドファンディンとは何かに関して記載します。
※「金融」・・実態経済・社会に奉仕するため、ビジネスやインフラなどにお金を行き渡りやすくし、良好な資金循環を促す仕組みとされ、あくまで主役は何らかの事業をしているところのはずです。それが昨今の金融資本主義とした風潮はあたかも「金融」が主役のような感じ。あくまでわき役としての役割を最大限いかす術が、クラウドファンディングにはあると思います。
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディング (Crowdfunding)
→「Crowd:群衆」+「Funding:資金調達」。ネットを通じて、多くの人に金銭面での支援を募ること。ちなみに、クラウドサービスなどで使われるクラウドは「Cloud(雲)」であり、クラウドファンディングのCrowdとは違います。
大きく「寄付型」「購入型」「投資型」があり、「投資型」は「ファンド型」「株式型」「融資型」の大きく3つに分類されます。
従来の資金調達とは違い、出し手としては小口の出資が容易であり、お金としての+-以上に、共感・応援したいという気持ちで資金を出す人が多い印象があります。
「寄付型」・・従来の「寄付」をネット上で募る。基本的に金銭を出しても、物品のお礼等はない
「購入型」・・資金の出し手は、リターンとして試作品やお礼の品などがもらえる
「投資型」
↓
1)「ファンド型」・・リターンとしての物品のみではなく、分配金のようなかたちで、資金が得られる場合もある。損失となる場合ももちろんある
2)「株式型」・・いわゆる企業の「株式」を購入できる。未上場株の取引が、制限はかなりあるものの、日本でも可能となっていることより、今後の普及に期待
3)「融資型」・・期間が決まっており、期間終了に伴い資金が返ってくる。利息のようなかたちで利益を得られる。もちろん、プロジェクトがうまくいかなければ元本の損失の可能性がある
主なポイント
・これまで資金を集めることが難しかった、NPOや個人が資金を集めやすい
・「共感」や「参加」重視。金銭的リターン以外の価値に基づくことが多い
・多数の人が参加することで、監視の働きも生まれ、詐欺等が成り立ちにくい
・クラウドファンディングで資金調達をすることそのものが話題となる
・世間のニーズを知ることができるので、マーケティングとしても使える
・プロジェクトの初期段階からファンを獲得できる
クラウドファンディングは元気玉のようだと言う方がいます。自分もまさにその通りだと思います。世の中を変える、大きな可能性を秘めたクラウドファンディング、新しい何かがたくさん生まれそうで、個人的にはとてもワクワクする取り組みだと思います。
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