日本発の注目NPO・10(後編)

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日本初の注目NPO・10(前編)

に引き続き、個人的に注目している5つの団体を後編としてご紹介します。

特定非営利活動法人ピースウィンズ ・ジャパン

HP

主な事業内容

紛争や自然災害などにより、生命が脅かされている人びとに対し、迅速に緊急人道支援を行います。※HP抜粋

書籍:NGO、常在戦場(大西健丞)

代表者による創業までの経緯や、10年にわたる活動内容の紹介。紛争地域での活動におけるリスクや、その対応への考え等に関しても書かれています。

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日本発のNPOとしては最大規模の団体です。紛争地域等で活動しながら、国内の災害への対応もされています。軽いノリから始まる留学から、ここまでに至るまでの書籍の内容は意外でした。

特定非営利活動法人ロシナンテス

HP

主な事業内容

スーダンにおける「巡回診療」、「診療所建設」を主に取り組む団体。

書籍:行くぞ!ロシナンテス(川原尚行)

大学までラグビーをするバリバリの体育会系でありながら、医学部を卒業し、外務省医務官として海外に赴き、NPOを創業するまでの経緯や活動内容が記載されています。

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2013年、当時大学生で将来の方向性がぼけていた時に、「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演された代表者にとても感銘を受けました。現地に一度訪問してみたいです。

特定非営利活動法人 e-Education

HP

主な事業内容

途上国においてDVD授業を実施する、途上国版東進ハイスクールです。学生が立ち上げ、現在も学生のインターンがどんどん積極的に途上国で活動しています。

書籍:「最高の授業」を世界の果てまで届けよう(税所篤快)

創業者による設立経緯、立ち上げ当初の大きな成功から、サポートしてくれていた法人との関係悪化等、順風満帆ではないリアルな感じがよく伝わってきます。

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途上国に興味がある方は、こちらの団体が運営しているウェブマガジンは要注目です!

米国NPO法人コペルニク

HP

主な事業内容

革新的なテクノロジーを、途上国の最も必要とする人々へ届け、生活向上と自立を支援しています。比較的シンプルで安価なテクノロジーの利用が多いです。

書籍:世界を巻き込む(中村俊裕)

大学は体育会系のラクロス三昧の日々から、マッキンゼー、国連を経て創業に至った内容です。国連の立場で感じた利点や葛藤がよく伝わってきます。

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「世界を変えるデザイン」のように、シンプルだけどインパクトの大きなテクノロジー利用への取り組みは、自身の青年海外協力隊の活動において活かせるものがないか、模索中です。

特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International

HP

主な事業内容

対象となる定食や食品、1食につき20円の寄付金が、団体を通じて開発途上国の子どもの学校給食になります。20円というのは、開発途上国の給食1食分の金額です。

書籍:「20円」で世界をつなぐ仕事(小暮真之)

大学院時代、オーストラリアで人工心臓の研究をし、マッキンゼー、松竹を経て創業に至った内容です。後半は非営利セクターにおけるビジネススキルの重要性等、キャリア的にも参考になります。

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2016年、非営利セクターでは大きな話題となったおにぎりアクションや、直近ではスポーツの香川選手や北島選手とのコラボ企画等、どんどんチャレンジしている印象です。


いかがでしたでしょうか?これをきっかけに、日本のNPOに興味をもっていただくきっかけになればうれしいです!

また、今回紹介したNPOはよく講演等しており、代表者の方含め、職員の方々と直接お話することがかなりできます。

団体の活動も応援してほしいですが、キャリアを考える上でも、注目を続けてみて下さい。

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