風をつかまえた少年&難民キャンプ

派遣中

イエス・キリストの復活を祝うイースター。マラウイではこれにあわせて休暇があり、今週末は4連休。ということで行ってみたかったところ散策してきました。

 

風をつかまえた少年

正直、マラウイに来るまで知りませんでしたが、結構有名な実話「風をつかまえた少年」の舞台となった場所へ行ってきました。

The Boy Who Harnessed The Wind | Offical Trailer [HD] | Netflix

風をつかまえた少年とは?

最貧国のひとつに位置づけられるマラウイにおいて、独学で風力発電を学び、周りの廃品を利用して電気をもたらした、なんと当時14歳の少年(ウィリアム・カムクワンバ君)の物語。日本でも、最近の高校の英語の教科書に、大抵このお話が載っているそうです。書籍も発売され、今年にはなんと↑の通り映画化までされています。

 

そんなお話の舞台となった、彼の故郷。丁度この地には同期が活動しており、日本で高校の英語教師をされていた協力隊員も一緒に、見学しに行きました。

 

トップ画像は彼の実家の様子で、同行した元英語の先生曰く「教科書に描かれている感じと一緒!」と興奮気味。更にカムクワンバ君のお母さんにお会いできました。

実際に作った風車の一部。

当時のアイデアの様子が壁に貼られていたり。

 

有名なお話と言うこともあり、自分たちのような来客が時々来るようでした。人間ってすごいなーとしみじみする訪問となりました。

 

ドーワ難民キャンプ

様々な事情によって難民としてマラウイに住んでいる方々が暮らす、難民キャンプ。↑の県から南下してすぐのところに位置しており(マラウイのほぼ中心)、こちらの近くにも同期隊員が活動していることもあり、訪問してきました。

 

国籍としては、コンゴからの難民が多いとのこと。また、スワヒリ語圏からの難民も多いようで、マラウイ現地語以上にスワヒリ語が通じやすいとのことでした。

こんな感じです。正直あまり他のマラウイの農村部と雰囲気変わりません。もっと言えば、難民キャンプということで支援が比較的多いこともあり、マラウイの大抵の農村部より整っているように感じました。

バーもあります。しかも地方のバーよりお酒の種類多め。

「GAME CENTRE」と書かれた建物を覗くと、中ではなんとプレイステーションでWinning Eleven(サッカーゲーム)に夢中になっている子供たち。こんなところが3か所ほどありました。

マラウイでは見ることない、タンザニアなどで食べられているチャパティも販売。

コンゴの食べ物だそうです。すべてパイのサクサク部分って感じ。

 

ただ、ここに難民として来られた方々は、最初大きめの建物のなかで、日本の震災後の体育館で、ビニールなどで区切りされたような感じの場所で過ごされていました。

 

自分の任地では中東系の人が数名店を構えていますが、他に外国の方と会うことは滅多にありません。しかしここでは欧米系の人々が比較的多く見られ、同期も交流を楽しんでいるようでした。

 

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