マラウイの休日

派遣中

任地に配属され、約3カ月。火事によって電気なし隊員になっていましたが、予想以上に早く復旧し、もう問題なく利用できています!かつ、そもそもの停電頻度もかなり少なくなり、一日のほとんどは電気がある状態で、変になんかあったのかと不思議な気持ちになります。

 

今回は、職場の同僚がどのような休日を送っているのか、いくつか紹介します。先に述べると、同僚は大抵大学を出ている、マラウイの中でかなり恵まれた環境の方々です。農村部の方々はそもそもどこかに雇用されている人は少なく、休日といった概念もまた違っています。※同僚はいわゆる日本の役所の人にあたります。

 

お酒・・

トップ画像は本日誘われた飲み屋さんでの一枚。昨日たまたま会った時に、「明日飲みに行こう!」と誘われ、この類のお誘いは半分以上その日になると、なにごとも無かったかのように履行されることはありません。なので、今回も大して考えずにいたら、「飲みに行こう!」と連絡が。「いつから?」と聞くと、「もう家の前まで迎えに来ている!」と(笑)こんな場合もあるのかーと驚きながら、日曜の午後3時から飲みに行くことに。

 

飲み屋さんにはすでに常連と思われる人が数名おり、テレビでサッカーを見ています。聞くと今日ご一緒した同僚は、毎週日曜はここで飲んでいるとのこと。かつ、驚いたことに毎週ここでとある農村グループの(真面目な)集まりがあって、それを取り仕切っているとのこと。いや、あなた普通に飲んでいるじゃないですかと思いながら、気づけばお店の裏で人が集まり、話し合いが始まっていました。自由。

 

サッカー

休日の過ごし方として、お酒以上に人気なのがサッカー。(余談ですが、なんとマラウイから始めてJリーグに加入する選手が先日誕生しました!Yahoo!ニュース)休日はサッカーしたり、観戦する人が多いみたいです。ポリスチームVSメディカルチームといった、色んなところで働いている人がそれぞれチームを組み、けっこうガチな感じで試合します。ユニホームも大抵揃えてあります。

 

教会

国民の半分以上がキリスト教であるマラウイ。日曜日は教会に行く人が多いです。首都や私が住んでいるところの大きな教会では、大抵英語と現地語で同じ内容を2回実施します。休日からそれますが、会議や食事において、複数名集まって何かする時の終始には基本的にお祈りの文句を言うといった、生活の至る所に浸透しています。

 

思うところ

休日の過ごし方をとやかく言うつもりはありませんが、気になるところとしては学校以外で何かを学ぶことが非常に制限されている現状。私の任地には、本屋や公共の図書館がなく、インターネットは多くの人にとっては高価で、頻繁に利用できるものではありません。

 

学校に至っても、マラウイに限らずサブサハラアフリカの多くは、教科書が少なく、一人一人が持っていることは稀。学校に来て複数人で見て学んでいます。なので、ノートに板書を写し、家で勉強する場合はそれだけが頼りな場合がほとんど。このような状況下、学校に行かなくなると、必然的に「学ぶ」機会がほとんどありません。結果として、口コミが主要な情報源となり、こういった背景から、まだ完全に鎮静化していない吸血鬼騒動などが生じるのかとも。

 

マラウイのとある同期は学校に散乱していた本を整理し、立派な図書室をすでに設立。すごい。何かを学ぶための選択肢を増やすことも、活動を通してできたらなと思う日々。

 

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