がありました。つい先日のことであり、自分も周囲も落ち着いてきた頃合いでもあり、整理兼ねて記載します。(※生じたこと具体的に記載しているので、苦手な方はお控えください。)
2/13-14にかけての深夜、自宅から30mほどの、同じ敷地内に住む大家さんの自宅が全焼する火災が発生。原因は恐らく20年以上使っていたコンセント周りからの出火。不幸中の幸いにも、人的な被害はガラスによる軽傷者が一名。自分と自宅は無傷、と思っていましたが、電気配線がやられたのか、供給会社の判断で一時的に止められているのか、定かではないですが、電気が使えなくなったことが判明。電気無し隊員となってしまいました・・。一応、1週間ほどで修復予定とのことですが、なんせここはマラウイ、1カ月くらい最悪無い覚悟しています。
以下時系列で起こったこと、マラウイにおける消防事情や感じたこと書き連ねます。
0:30頃(火災前)
色々することあったり、超絶激しいスコールがあったりでうるさく(これが後々大いに助けとなる)、この時間に就寝。
2:30頃
スコールは止んでいる。敷地内の犬がやたら吠えているようで目覚め、なんとなく嫌な予感・・。ちなみにマラウイでは、吸血鬼騒動がまだ完全に鎮静化しておらず、少し頭をよぎる。すると、同じ敷地内に住む協力隊員が、深夜にも関わらず自分を外から何度も呼ぶ声がする。かつ明らかにやばそうな雰囲気。「大家さんの家が火事だよ!」と、何が生じているか把握する。
ちなみにこちらの隊員は全焼した家のすぐ近くに住んでおり、同様に近くに住んでいる中国人が「Fire!Fire!」と叫んでくれたおかげで気づいたとのこと。
外に出て様子を見ると、2階建ての大家さんの家がすでにかなり燃えている。外にまで燃え盛る感じではなかったけれど、家の中は1階も2階も火に包まれていました。どのタイミングかはわからないのですが、中国人が大家さんご夫婦を助けて出してくれました。この方がいなければ、もっとひどいことになっていたかもしれません。家の中は無人状態になりました。
火事だとわかったものの、ここはマラウイ。消防がない。とりあえず警察とのことで、電話しようにも現地警察の番号を知らず、自分の直属の上司に電話して、警察に連絡してもらうことに。こちらの上司、深夜にも関わらず、すぐに電話に出てくれ、かつ現場からバイクで5分ぐらいの所に住んでいるのですが、電話後5分ほどですぐにかけつけてくれ、大家さん夫婦の介護等あたってくれました。感謝しきれません。同時にJICAへも緊急事態とのことで連絡。状況を伝え、こちらに来て頂くことに。
3:00頃
警察や、騒動に気づいた何名かがぞくぞく現れる。ただ、消化のためのホースなどない・・。水道はあり、断水ではなかったので、小さなバケツで消火活動を試みていました。(自分は離れたところにいました。)ただ、正直自然鎮火にほとんど頼っていました。
家がマラウイでは珍しく、コンクリートっぽい素材で出来ていたことと、火災前までスコールがあり、周囲がかなり湿っていたことが幸いし、大家さんの家から周りに燃え移ることはありませんでした。
6:30頃
火が消えたのは発生から4時間ほど経ったこの頃。あっという間の出来事でした。
印象的だったこと
・家の中はもう誰もいないものの、「これは高いものだから!」とのことで、現地の人は燃えている家や、近くの家から家財等をできるだけ非難させるように取り組む。危険を冒してまですることなのか・・
・明らかに火のピークが過ぎ、もう少しで鎮火だなって感じの状況(それでも明らかに火が見えている状況)で、警察含む多くの人が帰りだす・・。なんなのか・・
・消防設備の乏しさ。マラウイの地方では、そもそも水道がなかったり、あっても断水が頻繁な地域がほとんど、今日の状況はまだマシ。普段の生活ももちろん困るけど、こういった状況では致命的だなと感じました。かつ、消化器も警察が来てからさらに1時間後ほどに1つだけ登場。その頃の火の大きさ的にほとんど無力。早い段階で使えたらと・・
このことより、火災日から今日まで首都に一時的に滞在していました、明日から(電気がなくなった)家に戻ります。
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