アメリカのNGO・カントリーツアー5日目

派遣中

現地からの問いかけ・カントリーツアー3日目・4日目

に引き続き、カントリーツアー最終5日目。この日は興味のあったリロングウェで活動されている、先輩隊員を訪問。

 

職種は「マーケティング」で、PSI(Population Services International)という、アメリカに本部がある、「保健」分野へ取り組むNGOのマラウイ支部で働かれている。

 

日本のNPOの、中間支援組織的なところで1年弱ほど在籍した身として、欧米のNGOを間近に見ることができ、色々考えること多い見学となる。

 

職種「マーケティング」の活動内容

所属団体のPSIは、マラウイにおける母子保健に注力している。具体的には望まない妊娠や、HIVの感染リスクを減らすためのコンドーム普及がメインの感じ。浄水剤や蚊帳の普及にも取り組む。

 

そのなかで、青年海外協力隊員・「マーケティング」として今回の先輩隊員、何をされているのか、ざっくりいうと前述したモノの普及活動。PR方法を考えたり(音楽のイベントを開いて、合間に啓発活動・Facebook投稿やannual reportの作成)、法人営業的なことしたり、地方で活動しているグループを管理したりと、PSIという組織の一職員としてバリバリ働かれている感じ。

 

諸々感じたこと

アメリカのNGOさすが!と感じる事が多かった。そもそも、規模の問題じゃないかもしれないけど、今回の団体、マラウイ支部の年間予算が約16億円ほどで、アメリカ本体の年間予算は約480億円!日本発だと、1億円の予算を越える団体は数えるほどで、最大級規模のpeace winds JAPANが約43億円。

 

先輩隊員もおっしゃっていたけれど、アメリカのNPOは日本でいまだに見られる「NPOってボランティア(無償)でしょ?」的な雰囲気とはかけ離れ、一つの法人として、優秀な人は給料もたくさんもらえる風土となっている。実際の現場も、日本で見るような、真剣な様子で仕事に取り組んでいる人たちがほとんど(一部そうでない人もいたけれど・・)

 

We’re a nonprofit, but we take a business approach to saving lives.

 

この団体の本部HP、ABOUT USのページに真っ先に出てきた言葉。さすがだなーと感じる。この団体のアプローチ方法として、ドナーからの寄付によって価格を下げ、通常だと手が届かない層にも商品を提供している一方、無料での配布は曲極力控えている様子。

 

社会的インパクト

先輩隊員の活動としては、商品の普及を図り、売り上げをあげることが一つの目標。ただ、ここはNGO、利益の最大化が目的ではないはずとのことで話を聞いていると、ちゃんとその売り上げから導かれる、インパクトに関する数値化にもこの団体取り組み、公にしていた。というか、この訪問の後に本部のHPを見るとすごかった!↓ PSI IMPACT CALCULATORより

この画像、何を表しているかとざっくり言うと、マラウイにコンドーム1000個届けることで、それがなければ失われていたであろう命2年分、望まない妊娠によって費やされる8年分が回避されるということを表している。

 

こういった感じで、コンドームに限らず、提供しているサービスのインパクトを、各国の状況はもちろん違うので、それぞれに沿った結果が簡単にわかるようになっている。すごい。

 

さらにこの団体、このモデルの導き方もクリアにしている。日本も昨年、社会的インパクト評価イニシアチブが立ち上がったけど、アメリカはやっぱかなり先をいっているなーと実感。

 

 

先日はいわゆるホントにローカルの、草の根的なコミュニティ開発の活動を見学し、今日はある意味正反対の雰囲気のある活動を見れて、かなり勉強になった。

 

自分が何をするか、正直まだまだ未知数の部分も多いけれど、こういったことできたらいいなーと思うことはいくつかこのカントリーツアーを通じてでき、かなり有意義な5日間。(トップ画像は4日目のロッジからの景色)

 

再び首都に戻り、現地語の習得などのために滞在予定。11月8日前後にホントの任地配属・活動が始まる!

 

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