マラウイの教育事情

派遣中

マラウイに派遣され、最初の約1カ月は首都にて同期10名と共に、JICAが提供してくれるドミトリーで共同生活。その間に、任地のことを学び、現地語を学び、配属先周辺を一人散策するなどして、現地へ徐々に慣れていきます。(トップ画像は現地語の先生)

 

マラウイの教育

この投稿では、マラウイの教育に関して、JICAから教わったことをもとに整理してみました。(2017年10月14日現在)

教育制度

プライマリースクール 8年

セカンダリースクール 4年

大学

 

・プライマリースクール、セカンダリースクールはそれぞれ卒業時に国家試験があり、合格しないと卒業が認められない

 

・日本の文部科学省的なところにあたる、教育科学技術省(Ministry of Education, Science and Technology, MoEST)が管轄

 

・日本の教育委員会的なところにあたる、教師研修センター(Teacher Development Centre, TDC)があり、ここに青年会が協力隊員が配属される案件もある

 

マラウイに100人の子供がいたら

プライマリースクール入学者:98人

プライマリースクール卒業学年在学者:51人

セカンダリースクール進学資格保有者:32人

セカンダリースクール進学者:18人

セカンダリースクール修了試験合格者:10人

大学進学者:1人・・・行けるかも?

とのことでした。

 

・プライマリースクール、セカンダリースクールは無償であるため、プライマリースクールの入学者率は高い

 

・4年生までは現地語で授業が実施され、5年生以降は英語で実施される。この時に授業についていけなくなり、進学できなくなる生徒がいる

 

・家事の手伝いなど、家の労働力となり、進学できない生徒も多い

 

色んな数字

・マラウイの全人口は約1700万人、プライマリースクールの生徒数は約480万人、セカンダリースクールの生徒数は約35万人、国民の約3割が学生

 

・プライマリースクールでは1教室に生徒数が約100人!先生が足りていない現状

 

・セカンダリースクールにおいても、生徒数に対して教室数が足りず、1日を2つに分けて運営したりしている

 

・大学は国立4校 + 私立17校の計21校

 

教育の無償化を実施したものの、教師の数が足りていなかったり、給料が払えずにストライキが生じるなど、まだまだ問題が多いマラウイの教育事情。自分の活動が教育に関わる可能性は低いだろうけれど、社会をつくる根幹だと思うので、2年間の間に色々見て回りたいと思いました。

 

本日の夕食のキーマカレー!超おいしかった。10人の共同生活で、3つに分けての食事当番制でまわしている現状

 

マラウイ生活一覧

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