訓練生活を振り返って

派遣前訓練

思い出に残る訓練を一緒に創り上げてきた、ここにいる最高の仲間たちに、お礼を伝えます。みんな、どうもありがとう。70日前、二本松の地で1つに交差した私たちの道は、支援を必要としている世界中の国々の元へと、本日をもって、分かれていきます。任期を全うし、必ず無事に帰ってきましょう。そして2年後、新しい交差点で、再会しましょう。

 

修了式のYさんによる代表あいさつ。個人的にすごく好きな文章。

 

ここでは、訓練生活を修了した直後の心境や、訓練生活全般を振り返っての思うところを書きとどめておきたいと思います!

 

困っている人が目の前にいたら、見過ごすことなんてできない人たち。怖いくらいにまっすぐで、純粋な人たち。そして、楽しませ、楽しむことがとても上手な人たち。

 

ここで出会った人たちを、ひとくくりになんてできないけれど、自分のイメージは前述の感じ。

 

困っている人が目の前にいたら、見過ごすことなんてできない人たち

→見過ごさない、かつもちろん状況によっては難しい場面もあるけれど、その交流を通じて、自身への喜びや、意義をしっかり感じることができる人が多い印象。誰かが困っていると、そんなにいらないだろと言いたくなるくらい、すぐに行動を起こす人が多い。

 

怖いくらいにまっすぐで、純粋な人たち

→前述の「見過ごせない」は、騙されるなど、時に残酷な結果となる可能性もある。けれども、ここにいる人たちの多くは、人を疑うことを知らないのか!?と思うくらい、まっすぐで純粋な人が多い印象。ただ、自分もまだまだだけど、世の中の汚い部分や、利益至上主義の部分に関して、もっと知った方が良いんじゃないかと感じることもしばしば。

 

楽しませ、楽しむことがとても上手な人たち

→語学の勉強も、歌ったり踊りを混ぜてしたりと、とにかく歌ったり、踊ったりすることが好きな人が多い。歌や踊りに限らず、「楽しませ」「楽しむ」ことが上手だなと感じることが多かった。その場その場を全力で楽しもう、取り組もうという雰囲気がある。

 

 

前述の代表者のあいさつの中にあった、

Power without love is reckless and abusive, and love without power is sentimental and anemic.(愛のない力は無鉄砲で虐待的であり、力のない愛は感傷的で無気力である)

って言葉、色々考えさせられる。正直、自分も含め訓練を終えたほとんどの人の「力」に関しては、まだまだ未熟なレベルだと思う。2年間の活動を通じて、大きな変化を生み出すことは、多くの人にとっては難しいことだと思う。ただ、前述した通り、ここにいる人たちの「愛」的な要素はすごいと感じた。「愛」が先であれば、いくらでも応用できる。自分にとっても、協力隊の活動を通じて、どんな「力」が足りていないのか、見極めることも一つの目標。

 

そんなことを書いていると、協力隊員の中には、大きな「力」を求めていないのかなと感じることもちらほら。良くも悪くも「目の前」の「困っている人」に焦点がいっている人が多い印象。「現場」「対症療法」的な言葉が連想される。もともと協力隊自体、「現場」感が強いけれど、みんなのまっすぐな気持ちを、「仕組み」を変えることへの関心に向いてくれる人がもう少しいてくれたなー、と感じることもあった。

 

人の善意に触れることほど素晴らしいことってない

自分が理系の専攻から、巡り巡ってここにいるのは、大学4年の時に、ソーシャルセクターを率先している人たちや、その方々の話を聞きに来た、NPOなどで働く、言ってしまえばごく普通の人たちのまっすぐな「善意」に触れたから。

 

人が「誰かのため」「何かのため」を思って、行動したり、話したり、表現したりする時、なんか漠然と「良い!」と体全体が感じる。そして、その感覚が個人的にとても好き。

 

この訓練所にいても「善意」に触れてばかりだった気がする!共有スペースの掃除を率先してくれたり、お皿洗い当番じゃないのにしてくれたり、些細なことかもしれないけれど、そういったことを目にすることがとても多い訓練所生活でした。改めて「善意」っていいな!と思う日々でした。

 

 

Don’t ask what the world needs, do what makes you come alive; because what the world needs most are people who have come alive” (マイクロファイナンスのKivaの創業者Premal Shah)

 

訓練を終えたものの、所長が言っていた通り、修了自体は目的でもなんでもない。これからやっと各々のスタート地点。この訓練生活全体のイキイキ間を更に伸ばしていけるように、頑張ろー!

訓練修了前日の虹!

 

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※以下、関りの深かった「2班」「講座委員」「コミュニティ開発」に関して

 

2班

自分の生活班、2班に関して。全員の仲は終始良く、とっても過ごしやすい生活班でした。片方の談話室は結構いい意味で騒がしく、片方はまったり。ただ、Kさんのおかげでお菓子や飲み物、シューアイスまでも毎日充実。ホント頂いてばかりでした、ありがとうございます。

 

特徴をただただ羅列。とりあえず朝の集いの集合時間遅かった!Yさんがいつも困っていた感じだったけど、2班らしくていいかなーって感じでした。

 

訓練の終盤にはなぜかシャボン玉が流行りだす(笑)外出の旅に新種のシャボン玉セットが増え、割れないシャボン玉による螺旋丸等、楽しい思い出になりました。

 

ホントにまっすぐで純粋すぎる!って感じの人が多く、余計な心配かもしれないけれど、任地で大きな裏切りとかに会わないように願います。あと、そのまっすぐならではの、テンションの高さについていけず、もどかしさを感じることも。けど、前夜祭でのダンスを、楽しく一緒に踊れたのは超いい思い出!

 

マイペースな自分に対しても、楽しく接してくれてありがとう!ミジンコの班ゼミ、ちょっと心配だったけど、2班の雰囲気ならなんとでもなると思って終えられました。

 

ようさん、えみりー、えんちゃん、かーこ、ケイトーさん、こうださん、だいち、てっちゃん、ぴよ、ヒロさん、みよ、ゆきさん、ゆさ、ようすけ、本当にありがとう!みんな元気で!

 

講座委員

せっかくだし、なんか委員しようかと考えていた、かつ自主講座するつもりで訓練に来ており、それだったら講座委員になっていれば、なんかいいかもという、よくわからない理由で講座委員になりました。

 

ホントいい経験できました!正直、準備の段階から終始楽しませてもらい、辛いなーと感じることは皆無でした。一回目のリハーサルで「これ全然ダメじゃん」的なことになり、急遽諸々変更したのは良い思い出。個人的にはそれも楽しんで対応していて、面白かったです。

 

メンバーにもホント恵まれました!話し合いの場において、だれも「マイナス」の雰囲気を持ち込むことなく、議論に集中できました。また、協力隊全体にも言えることだけど、年齢の上下によってなにかといったことなく、自分の意見もどんどん言いやすい環境で助かりました。

 

何人かの参加者が、「一番いい講座だった!」と言ってくれたり、アルバムやfacebookにも「いつか~力になる」を使ってくれたりと、実施して良かったと何度も感じました。

 

自分たちも、自ら書いた「いつか~力になる」を達成すべく、お互い頑張りましょう!ありがとうございました!

 

コミュニティ開発

訓練前の5日間の研修から始まり、二本松にも確か20名(?)が入所して、初日から見知った顔が多く、安心感が半端なかった。

 

訓練所を代表するような、良い意味で響き渡る、元気な声の持ち主が2名ほどいたり、技術補完研修では想像できなかったラップのお兄さん、独特オーラ抜群のKちゃんなど、バックグラウンドも個性もバラバラのメンバー。

 

訓練中も飲み会したり、訓練修了後も飲み会したりで仲良くさせてくれてありがとう!みんなの取り組みを参考にしたいので、どんどん発信していってください!また2年後飲もー!

 

訓練生のみんな、スタッフの方々、語学・講座の先生方、岳温泉を中心とした地域の方々。本当にお世話になりました。ありがとうございます!

 

勉強時間の大半を、左奥の席で過ごす。居室や研修棟の部屋では出来る気しなかった。

 

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