派遣前訓練19日目 コミュニティ財団

派遣前訓練

本日のざっくりとした流れ

 

<午前>

語学

<午後>

語学

福島の現状

 

コミュニティ財団

本日の講座は「福島の現状」。前半が文字通り福島の現状に関しての講義で、後半は「地域活性」に焦点があてられた内容。

 

この講座で取り上げられたわけではないけれど、個人的に関心の高い「お金」と、「地域活性」で思いつくものと言えば「コミュニティ財団」。自分のなかで、人に説明できるほど分かっていなかった面もあり、自分の勉強かねて記載。

 

コミュニティ財団とは

 

一言でいうと、地域に特化した財団!

 

コミュニティ財団というコンセプトは、1914年に米国の現在のオハイオ州クリーブランドで発足した「クリーブランド財団」の設立にさかのぼるといわれています。それから2014年でちょうど100周年を迎え、米国内には700以上の財団、世界で1700財団もあるといわれています。米国のコミュニティ財団の中には、単体の資産規模が数十億~数百億円の規模のものも珍しくなく、1千億円単位の規模のものもあります。

 

コミュニティ財団は地理的な「コミュニティ=地域」を特定して、複雑かつ重層的に絡み合う地域の諸課題を包括的な視座に立って事業対象とします。また、予防的な対応を含む有効な事業に対して、資金をはじめとする資源を仲介・提供し、ひいてはその地域内の多様な背景をもつ住民の暮らしの質を高めるために貢献する組織、ともいえます。 (全国コミュニティ財団HPより)

 

主な事業内容

・寄付等の仲介。資金提供者の意向に沿った基金の設立

・↑に付随して、事業計画の策定といった、コンサル的な業務

・地域課題の集約、共有。更には解決策を考え、資金的支援を中心に共に取り組む

※最近だと、遺贈寄付の仕組みができつつあり、その仲介を担うことも業務となりうる

 

日本においては、1991年に大阪コミュニティ財団が設立されたほか、2008年に行われた公益法人改革により、2009年に京都地域創造基金が設立され、その後、各地で設立が続いている。

 

主な団体、というか個人的に注目している団体

 

全国コミュニティ財団協会 HP

その名の通り、全国のコミュニティ財団のまとめ役的な感じ。コミュニティ財団の動きを俯瞰的に知るにはここが一番な気がする。コミュニティ財団への加盟団体もこちらから一覧できます。

 

公益財団法人 あいちコミュニティ財団 HP

コミュニティ財団といえばここ!って感じの団体。子供たちへの働きかけも積極的で、助成先を決める場に学生を混ぜて、経験してもらうといったこともしている。

 

まだ読めていないけれど、こちらの代表理事が【はじめよう、お金の地産地消――地域の課題を「お金と人のエコシステム」で解決する」】って本も最近出されました。「地域」×「お金」を考える上では要注目な財団だと思います。

 

公益財団法人京都地域創造基金 HP

京都に特化したクラウドファンディングの実施等、通常の助成金関連とは違った取り組みもしていて面白いです。特産等の発展といったプロジェクトはもちろん、「子供の貧困」といった社会問題に対しても注力されており、注目中。

 

最近注目のコレクティブ・インパクト(←過去記事)においても、日本の普及にコミュニティ財団が果たす役割が大きいと聞く。アメリカだと、大規模な財団がいくつもあり、そのために色々なことに手が出る様子。地域活性にみならず、日本がよりよくなるために、コミュニティ財団は必須だと思うので、注目続ける。

 

訓練一覧

コメント