ストライキ。日本だと、知ってはいてもリアルではなかなか経験することがないと思います。が、イギリス大学院生活、絶賛ストライキ中です。授業に影響がでており、ここではその状況について記載します。
74 universities
今回のストライキ、在学しているEdinburgh大学単独のアクションではありません。イギリス全土、74の大学で同時開催!
Thousands of university workers strike across UK
理由としては、大学で働く上での労働条件や年金制度への不満があり、改善を求めての動きのようです。
そしてこのストライキ、長いです!今学期の全10週のうち、第6週の月~木、第7,8週の月~金、トータル14授業日が実施期間で、授業とかしない!と言っています(泣)
影響と実際の状況
お金
イギリス大学院、そもそもお金めっちゃかかっています(私の場合、学費が約300万円)。雑な計算で、前学期、今学期、修士論文過程&その他諸々で三分割すると、今学期に約100万円。授業は3×10週あるので、一回あたりの授業に3万円以上払っていることになります。
今回、授業がすべてなくなれば、私の場合9つの授業がなくなるため、約30万円弱がパー。そのため多くの学生が「ふざけるな!」状況であり、授業がなくなったらその補償を求める動きがあります。↓
Compensation for students over UCU strike action
↑私も署名しました!
状況
三つ授業をとっており、A,B,Cとすると、ストライキ第一週の先週は以下のような感じでした。
A:場所を変更して授業が行われました。というのも、ストライキ賛同者が建物の前で集まっていたりと、いつもの建物では授業がしにくい状況。
学校の近くの場所を先生が確保してくれ、授業が行われました。ただ、プロジェクターといった設備がないこともあり、いつもより少し早めに終わりました。カフェにみんなを集めて授業している先生もいると聞きました。
B:ストライキを尊重するようなかたちで、授業はなくなり、今週・来週もない感じです。ただ、生徒だけで、もともとの時間帯に集まり、自分たちだけで勉強しようという動きがあります。が、先週はみんなそもそも課題に追われていて、翌週からにしようということになりました。
C:こちらの授業も、場所を変えて実施されました。また、こちらは様々な方を講師としてお呼びするコース。取りまとめの先生が内容を急遽変えたりといった対応をしてくれています。先週は2時間くらい生徒中心の討論会を行い、普段の授業より面白かったです(笑)
このように、講師陣にとっても今回のストライキは長すぎると考えているなど、賛同できない人も多くいるようで、私の場合は2/3の授業があまり問題なく、1/3が生徒のみで勉強会といった状況です。
大学の図書館は影響がなく、課題が迫ってきている状況なので、時間に少しだけ余裕ができた感じもしています。
余談ですが、スコットランドにおいても遂にコロナウィルスの感染者がでました。今後どうなるのか・・
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