神様・仏様・Google様
「情報」に関して色々思うところあり、印象的な記事とも出会ったので記載。まずはGoogleに関して。
表題ですが、「詳しくは~を検索!」(丁寧語)の本音は「ググれカス」、という言葉をどこかで見た気が・・。言葉汚くてすいません、内容はいたって真面目です。
最近読んだ「GAFA ~四騎士が創り変えた世界~」(※GAFA : Google, Apple, Facebook, Amazon)では、それぞれを前者から「神」「セックス」「友情」「消費」に結び付けての特徴や今後の在り方を予想した本で、とても面白かったです!
また、ちょっと前の投稿でも載せましたが、Googleの”To organize the world’s information and make it universally accessible and useful”ってミッションと、同じくGoogleのこの動画超好き。
ただ、本題でもありますが、自分がいるマラウイにおいては、このGoogleの恩恵を享受できない状況の人がほとんどです。携帯電話は想像以上に普及していますが、いわゆるスマホは多くの人にとって手が届かない代物。持っている人もWhatsApp(アフリカで広く普及している、Lineのようなアプリ)以外はほとんど利用していない状況です。
というのも、食材に至っては日本の1/10ぐらいのものも多くありますが、通信料に至っては15GB/月で約3000円と高い現状。
どろどろの情報
そんな中で出会ったこちらの記事「テクノロジー至上主義への挑戦~世界を救うのは技術革新か~」米の不可食部分をそのまま燃料として利用できる、かまどの普及を通じ、テクノロジー至上主義に対する疑問を投げかけるといった内容です。
まずこのかまどに感動!改良かまどは知っていましたが、恥ずかしながらこのタイプのかまどは知りませんでした。任地でも試したい!ただ、記事にもある通り、なぜこの技術が今まで広まっていなかったのか、これに関して考えることはとても大事だと共感。
個人的には、魚をあげるではなく、魚の釣り方を教えるでもなく、魚の釣り方含むその困っている状況を打破する情報に、簡易にアクセス出来るようにすること、が今のご時世大切なのではと感じています。
もっと言うと、アクセス出来ても「自分が何を知りたいのかわかっていない」かもしれず・・とか思ったりですが、まずはアクセス!
自分も手製の脱穀機を発明し、手前味噌ですがすごく便利なものと自負しているのですが、普及がとても難しい。そしてあっという間に脱穀シーズンは終わり、需要がない状況に・・
というのも、前述した通り、ネットへの接続は厳しい。となると紙媒体となりますが、紙も少ない状況。任地においては、本の販売は聖書くらいで(泣)、縦×横:2 m×1 mの本棚が2つある施設で精一杯。必然的に主要な情報源は口コミとなります。
知りたいことへのアクセスができない、好奇心をふさぎ込むようなことは個人的にすごく嫌いだし、社会にとっても良いと思えません。マラウイにおいて情報はどろどろというか、全然流れていなくて、ここやっぱりなんか手をつけたい!と思い明日からこんなことしようかと↓
※正直、協力隊間における情報も全然なめらかじゃなくて、発狂しそうなレベルなのですが、ここではこれ以上述べません。ただ、ちょっとでも改善できたらとあがいています。
アンケートボックス
「配属先」「唯一の情報源として人が集まるところ(さっきの本があるところ)」「巡回する村」あとできれば配属先近くの「セカンダリースクール(日本の高校生あたりに該当)」にも「知りたいことは何?」といった質問を受け付ける、基本匿名のボックスを設置しようと思います。
はい、↑の動画のパクリです。対する回答も様子を見ながらできるだけしたいと考えています。「計画性がない!」「短絡的!」「お前帰ったら続かないだろ!」とか色々ありそうですが、最近とりあえず行動してみることが何より学ぶこと多く、大切だなと感じており、コミットメント兼ねてすると宣言。ちょっとそれますが、「意識高い系」より「行動早い系」って言葉が最近印象的でした。
マラウイに来て気づけばもう10か月!ぶっちゃけ一週間のスケジュールはスカスカです。マラウイの情報事情に対して、一隊員で何ができるかあがいてみます。
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