AgDevCoという団体による、マラウイに対する投資5件の概略
AFRI-OILS/,500,000
マラウイにおいて、アフラトキシン(カビの一種)が輸出への制約となるまで、ピーナッツは主要な産業であった。アフラトキシンはマラウイのピーナッツ産業における複合的な問題であった。
AFRI-OILSは農家へアフラトキシンへの対応策・ピーナッツの質や価格を上げるトレーニングを提供。マラウイがピーナッツの輸出において、国際的な基準を満たし、同時に小規模農家の収入が上昇することを目的とした投資。
→2016年5692の小規模農家よりピーナッツを購入
→活動を通じて、40000の農家がトレーニングを受ける予定
→農家がグローバル市場に参入するきっかけとなり、年間の収入が$75上昇
JACOMA – TROPHA/,650,000
脆弱なインフラや流通網の未整備により、農家は市場から必要なものを手に入れるのが困難な状況。
灌漑農業の中心となっている、2つのマカダミアナッツ農場と、1000tのマカダミアナッツを加工できる施設に投資。2026年までに、1000の小規模農家が収益性のある流通網に参画できることを目指す。
→農場や加工施設への投資を通して、1400もの仕事ができると見込まれる
→高品質のマカダミアナッツ生産国としてマラウイを導く
→高品質のマカダミアナッツは多量のタンパク質と脂質源を地域にもたらす
KAPANI/,800,000
伝統的な方法からの脱却を目指し、7つの養鶏場に投資。更に、そこを通じて、近隣の小規模農家も技術的なサポートが受けられるといった恩恵の享受を目指す。
→従業員の年間$275の収入増見込み
→養鶏の生産性の上昇。
→農家が育てた穀物を、養鶏場に売れるようになった
PHATA SUGAR COOPERATIVE/,105,410
シュガーコーンを生成している法人に出資。管理や財務体制を改善。更に追加で固定資産や運転資産のために出資。
→1352の農家の収入増
→法人に関わる農家は年間の収入における最低保証が受けられる
→77haの農地へと拡大し、豆やメイズといった別種にも取り組み始める。
TROPHA CHILLIES/PAPRIKA/0,000
トウガラシやパプリカは、伝統的なメイズなどに比べて高値である。投資を受けた法人は種を農家に与え、買取を保証。月ごとに専門家による指導も提供。
→1504の農家がトウガラシとパプリカをTROPHAへ売却成功。更に2675の農家が取り組みに参加
→2016年、238tのパプリカと64tのトウガラシがTROPHAへ納められた
→国際的な企業がTROPHAから買い付けが見込まれ、利益の一部は地域活動に使用される
感想
農家などへの助成や投資となると、出資者と農家がダイレクトに繋がることは難しく、仲介する法人の存在が欠かせない。その仲介を担うところの選定や、インフラが整っていない中での農家の状況管理と考えると、大規模な金額は動きにくいのも納得してしまうこの頃。選定の過程や基準などももっと知れたらなーとちょっと物足りない感。
Technology News
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→携帯のこういった使い方はまだまだ色んな事に使えそう。
もう球拾いは要らない―自動でボールを集めてくれるロボット「Tennibot」 INTERNET COM
→至れる尽くせり。マラウイで見られるのはいつだろう。
International Cooperation News
Tanzanian bloggers demanded to pay up in internet clampdown CNN
→ブログしたいなら政府にお金払いなさいと。This is Africa的、どういう思考でこういったことが思いつくのかわからない。
Rafiki: Kenya bans lesbian film ahead of Cannes debut CNN
→世の中の流れをくむ大切さをもっと多くのアフリカの国は考えるべきかなと
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