コミュニティ開発
協力隊になっていなかったら知り得なかった、色んな村の生活や雰囲気が味わえ、冒険のような毎日を過ごしています。トップ画像のように、村にはヤギや牛、鶏、時々豚がほっつき歩いています。
特に、自分の職種である「コミュニティ開発」は、特定の学校や病院が活動対象ではなく、色んな村を回り、どこでどんなことをするか自分で決める要素が多い、比較的自由度の高い職種です。隊員の中でもなかなか行かないであろう、奥地へと突き進むことが多いです。同僚のバイクとツーリングするような形で行くのですが、日本だと考えられないような道なき道を走るのは正直楽しいです。
今回は、マラウイの村がどんな感じか、訪れた時どんなことをしているのかをざっくりご紹介します。
村々
マラウイにおいては、COMSIPという、村の住民グループがあります。グループ内では自分たちで出し合って成り立つ貯金・融資の枠組みがあります。それに対するワークショップ、他にもグループビジネスの取り組みや栄養に関してのアドバイスやモニタリングが、配属先の主な仕事です。
配属先は日本でいう県庁にあたるところなのですが、このCOMSIP、村の中で新規で立ち上げ、アドバイスをもらうために配属先に訪れ、スタッフに訪問して欲しいと申請することがあります。なので、時として同僚もまったく未知の村へ訪れることがあります。そして、「歩いてこれる距離だけど、バイクでは無理。」みたいなことを言われる村もあります。実際に行ってみると
急こう配×ガタガタみたいな道が続き、もののけ姫を彷彿とさせる、森の中を突き進む道のりでした。上っている途中で同僚が「もう疲れた。」とこぼすほど。
(前を行く同僚&森を突き抜けた先の、山のふもとにあった村)
この日はスタッフと住民初対面ということで、それぞれの自己紹介や、取り組みの進捗共有で終えました。村では英語を話せる人がいても1-3名ほどで、全員話せないなんて時も良くあります。自分の場合、現地語による簡単な自己紹介等はできますが、住民との密なコミュニケーションは厳しく、同僚に英語で通訳してもらいながら話しています。
また、毎回村人がスタッフ派遣を申請するために事務所に来る必要はもちろんありません。今まで訪れたすべての村において、全員ではないですが1名以上は携帯を持っており、それを通じてスタッフと会う約束等をとりつけます。上記の写真の村は、電気・水道は通っていませんでした。水源は村から200mほど離れた井戸。それ以上に携帯は必要とされている&使える状況っていう、日本だとギャップのように感じることもしばしば。
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