集会の開催費用は平均年収の約半分

派遣中

平均年収3万円の国からやって来たJリーガーという、初のJリーガー誕生に対し、マラウイで嬉しいニュースになっています!ただ、この記事を思いながらの、今日のもやもやな出来事綴ります。

 

といってもタイトルの通りなんですが、マラウイにおいて、何らかの(話し合いの)集まりがあるとき、基本的に会の終盤になると炭酸飲料とお菓子などの軽食が提供されます。そして、少し格式張ったものになると、アローアンス(手当)として参加者に現金が支給されます。そしてこれは、参加住民だけでなく、主催者以外の参加者全員が基本もらう仕組み。なので役所の職員などでももらいます。その額は2000~3000クワチャ。

 

そして、本日開かれて集会においては、参加者が35名前後×3000クワチャ、約105000クワチャ、日本円にして約15000円。マラウイにおける平均年収の約半分が、参加者への手当として使われました・・安直にそれはダメだ!と言うつもりはありませんが、正直気分良くはありませんでした。

 

と言うのも、内容は警察の基本的な活動日時はいついつですといったパンフレット(しかも2015年の)をほぼ読み上げるだけといった、正直どうなんだと思う感じの内容がほとんど。最後に住民と役所側が意見交換する場面は、有意義な感じでしたが、それまでの8割ほどは必要なのか・・、ずっと日本で育った身としては疑問を感じることもちらほら。後半はうとうとしている人や、携帯ずっといじっている人も多々見られ、なんだかなーと。

 

まだまだマラウイのことを知らない面もありますが、自分がもし寄付した団体が、資金をこういったかたちで使っていると分かれば、恐らくもうそこには寄付しなくなるだろうなと思う一方、最近よく聞くベーシックインカムもこういった感じになるのかなーともやもや。お金の難しさ、力を考えさせられた一日でした。

 

※3000クワチャの相場観:キャベツ1玉・50クワチャ/コーラ1本・250クワチャ/15本前後ついたバナナ・500クワチャ/レストランでシマ(主食)&チキン・1000クワチャくらいです。更に言うと、トップ画像のジャガイモ、ひとバケツ1000クワチャくらいで買える時もあります。クワチャ→円は「クワチャ×0.15=円」が目安です。1000クワチャ×0.15=150円

 

(補足:よくあるマラウイ集会の流れ)

・集合時間に始まらない。大抵30~60分遅れ、でも開始時において、タイムスケジュールを前などに書くにあたり、その時間はもともとの予定時間を書く。もちろん開始時間も。最初から崩壊

・お祈り(複数人でご飯を食べる時などもしています。)

・知ってる間柄でなければ全員が自己紹介

(内容)

・全体の8割ほどを終えると現れる炭酸飲料&お菓子、注意散漫気味に

・代表者が締めのあいさつ、長い

・お祈り

 

ちなみにマラウイにおいては、今まで出たなんらかのMTG・集まりにおいて、携帯対応最優先さがすごいです。ファシリテーター・発表者であっても、携帯鳴ればすぐに出て、終えると何事もなかったかのように続けます。参加者も、電話が鳴ればすぐに対応するために出ていき、会議などが優先された事例は今のところないです。会議の進め方含め、とやかく言いたいというより、単純になんか新鮮です。

 

・・バイクがとうとう来ました!また色々新しいことが始まりそうです!

 

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