訓練生インタビュー、今回ご紹介するのは英語のホームクラスが一緒のKさん!訓練初期より、献血経験が117回(!)あるとのことで、クラスで話題になっていました。どういった経緯でそれまでの回数を重ねることになったのか、色々聞かせて頂きました。以下インタビュー内容です。
ガーナ派遣予定・行政サービス・Kさん
協力隊に応募したきっかけは?
もともと、長く国際関係に興味がありました。大学では国際関係の科目を多く履修していましたし、卒業後は、特にシリア紛争や南スーダンに関心を持ち続けていました。社会人になって、シリア難民に関する写真を掲示しているイベントに行きました。そこで、突然「こんにちは」と知らない人に声をかけられました。開発コンサルタントの方で、協力隊の経験者でした。
開発コンサルの話などを聞かせてもらう中、気に入ってくれたのか、後日飲みに誘ってくれました。「今後何をしたい?」と聞かれ、「国際協力関連のことがしたいです。」と告げました。更に、「本当にしたいの?」と聞かれ、「したいです。」と答えました。すると「次は、いつやるかだ。いつからでも始められるんだよ。」と言ってくれました。
同時に、話をしていて、現場を知っている人はすごいとも感じました。かっこよかったです。この方のようになりたいとも思い、協力隊に応募することに決めました。飲みに行ったのが7月で、次の9月には応募しました。
学生時代はどんな人(専攻、海外経験、国際協力への関心)
もともと社会の授業が好きでした。なので、大学は、心理学や社会学、国際関係など広い分野を学べる学部を調べたうえで、ロシア語学科に在籍していました。
海外経験は、実は現在に至るまで一度も無いんです。時間とお金、あと勇気がなかなか出ずにって感じですかね。
ただ、これから2年間の初海外ですが、期待が大きいです。マラリアを少し不安に思っていますが、基本楽しみにしています。人との交流が楽しみです。
協力隊に応募する前は何をしていた?(仕事はやめた?)
日本赤十字社で働いていました。もともとは「有事協力」といって、戦争などが生じているところに関わりたいと思っていました。ただ、あるイベントで、感染症対策などの「平時協力」に関心をもったことから、ここを選びました。また、後ほど述べる「献血」への関心が強かったことも大きいです。
最初の1年は、皆さんがよく見る、献血のバスで実際に回っていました。2年目から献血結果の研究などに携わり、それ以降もずっと赤十字にいました。ただ、献血業務を離れた後は、このまま仕事をずっと続けても・・と感じるところもあり、仕事は辞めて来ました。
今までの献血した回数がとても多いと聞きました、「献血」に関して色々聞かせて下さい。
これまで118回の献血をしました。訓練所に入ってからも郡山で一度献血をしています。
きっかけは、高校生の時です。興味のあった大学で学祭が実施されるので、新宿駅で乗り換えようとしたところ、献血の呼び込みに誘われ、初めて献血をしました。母が介護士であり、人を助けることが身近だったこともあるかと思いますが、特に深く考えず、好奇心でしました。
今でも覚えていますが、針が太かった(笑)ただ、痛くはなく、「血って黒いんだ。」と思った記憶があります。ちょっと我慢すれば人を助けられるんだとも思いました。
それから、浪人しているんですけど、勉強はもちろんしないといけなかったんですが、なんとなく生きている感じが嫌でした。なので、健康でいることに感謝する意味も込めて、献血をしていました。大学に入ると、都内に位置していたので、そこら中に献血する場所があって、自然と足が向いていました。最近では年に8回ほど献血しています。
これからガーナに派遣予定ですが、向こうでも献血を続けたいですね。ガーナでできるかはまだわかりませんが、ウガンダで献血したことがあるスタッフもいて、私もできればと考えています。
また、若い人の献血を増やしたいです。豪華なところだと、漫画が読め、お菓子が貰え、飲み物が飲み放題です。夏だと冷房が効いていて涼しいです。あと、アイスをくれるところもあります。
帰国後はどうするつもり?将来はどんなことをしたい?
未定と言えば未定ですが、大学院への進学もありかなと考えています。福祉系か開発系ですかね。日本の活性化へも興味があります。
ただ、方向性としては海外にいたいなと思っています。国際協力に携わることは、今からの2年で終わりたくないです。難民がいる間は、そういった人たちの助けになりたいなと思います。
訓練に来て、自分は語学が好きだと再認識しました。ロシア語は面白かったので、ロシアか中央アジアあたりで活動してみたい気持ちもあります。
「いつか~の力になる」にした理由は?
<Kさん記入>『いつか「ひとりひとりの幸せを追求する」力になる』
多くの人を幸せしたいです。かつ、自分が関わっている近くの人を幸せにして、そこから大きくなればいいなと思っています。ずっと考えていたことであり、言葉に合わせてこのように書きました。
幸せだと感じるのはどんな時?
献血の時に関して言えば、抜かれている血の量が増えていくのを見る時ですかね(笑)健康だなと実感でき、患者さんへ届けばいいなと思います。
仲の良い人と騒いでいる時や、好きな音楽を聴いている時、おいしいものを食べている時にも感じます。
これからの意気込みをお願いします!
1人1人の違いを認められ、それぞれが生きやすい地域や社会をつくりたいです。人と比べてどうとかではなく、一人一人が大事にされ、認められる環境をつくりたいです。
<インタビューを終えて>
大学の時、一度だけ献血に行った記憶があるようなないような・・。118回、驚きでした。自分の派遣先であるマラウイでできるかもわからないので、出国前に見かけたら献血行こうと思います!Kさんインタビューありがとうございました!
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