個人的に注目中の仮想通貨。ここでは、そもそも仮想通貨って何?ってところから、自分の勉強も兼ねて記載します。
仮想通貨とは?
ざっくり言うと、オンライン上にのみ存在する(実体のない)電子的な通貨
「日本円やUSDなどの法定通貨に対し、特定の国家による価値の保証を持たない通貨のこと。暗号を使用した「交換するための媒体」で、オンラインサービス上で経済活動を行うことが可能な貨幣価値を持つ物体のない”仮想”の通貨です。
(中略)
2016年5月25日、仮想通貨法案が可決されされました。
「モノ」と見なされていた仮想通貨は、正式に「貨幣の機能」を持つと認定され、決済手段や法定通貨との交換に使えると正式に位置づけられました。」(coincheckHPより)
歴史
2008年、「サトシナカモト」という人物が「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」という論文を公開したことより、仮想通貨の歴史が大々的に始まりました。2009年にはこの論文の仕組みを用いて実際にビットコインが誕生し、運用が開始されました。
2014年、日本においてビットコインと現金を交換するMt.Gox交換所が破綻したことより、認知が広がると共に、「なんだか怪しい」というイメージが先行するようになりました。ただ、この問題に関しては、暗号通貨の仕組み自体に問題があったわけではありません。
イメージとして、どこかの為替(円と何か)の交換所において、トラブルが生じた場合、「円」の存在自体に不信感を抱く人はいないと思います。交換所のシステムに問題があっただけです。それが、「仮想通貨」というよくわからない存在のせいで、ごっちゃになってしまったのがこの問題です。
現在では、様々な店での支払いができるようになりました。また、ビットコイン以外にもたくさんの仮想通貨が流通しています。ちなみに、ビットコイン以外の暗号通貨のことを「アルトコイン」といいます。その数すでに1000とも2000種類とも言われています。
直近では、2017年の春において、多くの主要な仮想通貨が暴騰しました。主要な仮想通貨の一つの「リップル」においては、約3カ月で価値が100倍というような動きもありました。
電子マネーとの違い
よくある質問としての、「電子マネー」との違いに関して記載します。
電子マネーは、「法定通貨(円etc)」を「チャージして(支払って)」、「電子マネー」に「交換」することで手に入る。また、管理する「発行企業」がある。
仮想通貨は、「マイニング(採掘)」という作業を行い、その「報酬」として、「暗号通貨」が「与えられる」ことが大元にある。また、管理する「発行企業」といった主体がないことが多く、「システム」のみで成り立っている場合が多い。
仮想通貨と法定通貨は交換できます、ただ、そもそものスタートが法定通貨との交換によって始まったか否かが違いの大きなポイント。
そもそも通貨ってなんだ!?
暗合通貨の将来等考えると、避けては通れない疑問。よく言われる通貨の役割は
1)価値の貯蔵 2)価値の尺度 3)交換の媒体
以上3点です。
以前は「通貨」と「金(gold)」の交換が保証されていました(兌換紙幣)。ただ、1971年のニクソン・ショックにより、「通貨」と「金」の交換は保証されなくなりました(不換紙幣)。
よって、既存の法定通貨は、あくまで政府が発行しているし、なんとなく信用できる、といった根拠のない仕組みをもとに成り立っています。
なので、仮想通貨も「なんとなく信用できる」と感じれば、法定通貨同様「価値」をもつことは、そんなに不思議なことではありません。
※主なビットコイン取引所(日本)
coincheck HP
bitFlyer HP
「通貨(貨幣)」の在り方に興味があり、それをいじくって世の中の多様性を促進できればと考えているので、今後もこの分野の発進は続けていく予定です!
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