テクノロジーの未来を考える書籍5選

ここでは、今後のテクノロジーや、そこから人間はどうなるのかといったことを考える上で、おススメな書籍を5冊紹介します。

ポスト・ヒューマンの時代

<サクッと読める 1  2  3  4  5 がっつり>


<概略>

21世紀の到来は、われわれ人類を有史以来もっとも過激でスリリングな時代の淵へと立たせることになる。つまり、「人間であること」の意味そのものが、拡張され、また脅威にさらされる時代なのだ。(※本書冒頭より)

<個人コメント>

人工知能が人間の能力を超え、加速度的に知能が向上していく出来事「シンギュラリティ(特異点)」を唱えていることで有名な著者。人工知能の世界的権威の一人です。この本では、シンギュラリティが2045年に生じるだろうと述べられています。

人口知能は人間を超えるか

<サクッと読める 1  2  3  4  5 がっつり>


<概略>

人工知能は、ヒトを超える存在を生み出すのか。人間の仕事を、人類の価値を奪うのか。答えは本書にある(※本書冒頭より)

<個人コメント>

日本の人工知能研究の第一人者ともされる方の本です。研究をしながらも、Ready forという国内最大級のクラウドファンディング会社の立ち上げにも関わる等、活動分野は多岐にわたります。


A.Iの未来を考えるにあたり、「期待値」と「上限値」の区別をつける必要性を説いています。


つまり、かなりよく進んだ場合と、思った以上に進まなかった場合等の期待値的な未来と、かなり良く進んだ未来等の極端な可能性。こういった考えは、A.Iに限らず、この考え方は重要だと思います。

アンドロイドは人間になれるか

<サクッと読める 1  2  3  4  5 がっつり>


<概略>

だれもが「このロボットは心を持っている」と思うロボットを実現できれば、それは人間と一緒である。


そのロボットはすなわち「人の気持ちを考える。」とはどういうことか、そして「人間とは何か。」という根源的な問いに対する答えとなる(※本文より)

<個人コメント>

2007年、「世界を変える8人の天才」にも選ばれた、日本のロボット工学者です。書籍にも書かれていますが、幼少期に「人の気持ちを考えなさい」と言われたのに、そもそも「人」も「気持ち」も何なのか大人自体もわかっておらず、それを解明したく今に至っているようです。


書籍では、著者が発明した様々なロボットによって、「人間」が解き明かされていきます。ロボットに関する技術的な記載はほとんどされておらず、ロボットと人間の交流による発見が中心となっており、とても読みやすいです。

明日、機械がヒトになる

<サクッと読める 1  2  3  4  5 がっつり>


<概略>

ヒトと機械の境界が溶け始めた!AIからロボット、3Dプリンタまで。小説家が7人の科学者を訪ねる、テクノロジーの最前線。(※「BOOK」データベースより)

<個人コメント>

著者と、A.Iやロボット関連の仕事をされている様々な方との対話形式の本です。前述した2冊の日本人著者も登場します。


新書であり、難解な技術に関することもほとんど記載されていません。ただ、この分野における、日本の様々な最先端の取り組みを知るには、非常によくまとまっていて、学ぶことがおおいです。

ブロックチェーンの衝撃

<サクッと読める 1  2  3  4  5 がっつり>


<概略>

「ビットコインなどの仮想通貨や、それを支えるブロックチェーン技術は、極めて斬新なものだ。それは社会の基本的な構造を大きく変える潜在力を持っている。」(※本書の帯より)

<個人コメント>

本書では、ブロックチェーンの仕組みや、金融も含めた利用の可能性、さらには法制度あたりへの言及もされており、包括的でよくまとまっています。


もちろん、仮想通貨にもかなり焦点があてられてており、今後への期待が膨らみます。(※よく聞く「ビットコイン」は仮想通貨の一種、かつそれらを支える技術が「ブロックチェーン」であり、ブロックチェーン自体は、仮想通貨以外にも様々な分野で応用可能。)


キャリア等を考える上でも、テクノロジーの動向は今後無視できないと思いますし、こういった本を通して、「人間」や「自分」を見つめ直す視点が得られると思います。

本まとめ一覧

コメント