コミュニティ開発研修4日目

派遣前訓練

青年海外協力隊、5日間のコミュニティ開発研修の4日目です。

今まで同様、ほとんど備忘録的な感じです。

 

流れ

午前 活動の枠組みを考える

1/3 グループワーク 2/3 座学

午後 コーディネーションを考える

1/3 グループワーク 2/3 座学

 

印象に残ったこと

・途上国において、地図を書いてもらうことで、真っ先に書くものや中心に書くものから、その人、土地にとっての大切なことがわかる。

 

・「文化」「農業」「経済」のテーマに分けての地図作製は、得られる情報が多いと感じた。自分でするのも良し、現地の人にしてもらい、何に比重をおいているか見てみたい。

 

・問題の優先順位を、二項対立の得点争いによるグループワーク。結局言わずじまいになったけど、「人口の多い高齢者から票を獲得するために、高齢者優先」の考えがどうしても浮かんだ。このことを考慮せずとも、高齢者が得点一位、恐るべし。「短期」で「政治家」視点だと、こうなるのだろうなと、日本の縮図を感じた。

 

本日は飲み会が2次回まで参加し、かつみんながお互いに慣れてきたのか、個性をバンバン感じる飲み会。考えることも多かったので、覚えている限り記載します。(全部が飲み会で語られたわけではなく、自分で改めて整理して書いています。)

 

・「ビジョン」の大切さをとても感じる日々になっている。自分が感銘を受けたファンドレイジング大会では、社会をリードする方が、キラキラしながら自身が成し遂げたいこと(ビジョン)を語る姿を、数多く見て感銘を受けた。ただ自分の好きな分野を楽しそうに話されても、自分の「好き」と重ならないと、響かない。

 

・「ビジョン」があれば、目的が明確となり、それによる未来が面白ければ、ワクワクできる。どうしても「過去」や「今」に対するワクワクより、「未来」へのワクワクに人は引かれると思った。

 

・国際協力のPCMでいう「上位目標」を、究極的に上位にした目標・方向性が、今の世の中明確になっていないと唱える一人。個人的にはそれが明確になっていれば、今のような世の中になっていない。かつ、そこに「これ!」という答え自体もないと思う。けど、考える続けるスタイルは大事、でも、行動も伴って考え続けるべきだと思う。

 

・何にしても、究極的な目標がわからないから、良くも悪くもカリスマのリーダーが掲げた「何か」に人々は魅力される。自分の方向性を掲げ、堂々と導いてくれる。そして、その人たちが掲げたものが絡みあい、今の世の中がある。

 

・文系、理系という単純な分け方はあまりしたくないけれど、なんだかんだ文系の人は感情論というか、べき論で話が進みがちな印象(それを悪と感じているわけではありません。)。国際協力を論じる上で、「資本主義」を末端ながら感じることができた、証券会社の経験と、どこか無機的な考えになる、生物専攻による自身の経験は、今後大いに役立ちそうだとも実感。

 

・弱者に弱いとされるアメリカの医療関連制度が、なんだかんだ日本にも影が迫っているとのこと。日本人は反対するのだるけれど、今後の状況が続けば、十分あり得る話だと思った。

 

・ある一人が教えてくれたけれど、本日の飲み会には、別の席で医者が数名飲んでいたとのこと。その方々のトイレでの会話が「最近患者が減って困っている。」と言っていたとのこと。なんとも悩ましい。答えはわからないけれど、こういった矛盾を受け入れられることは、人間の大きな強みでもあると考えている。

 

 

5日間の研修が終わると、半分ずつに「二本松」と「駒ヶ根」に70日間の訓練は別れてしまう。特に駒ヶ根に行って、別れてしまう方とは明日しっかり話したいと感じました。

 

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