青年海外協力隊、5日間のコミュニティ開発研修の3日目です。
今まで同様、ほとんど備忘録的な感じです。
流れ
午前 ファシリテーションとは何か?
1/2 ロールプレイング 1/2 座学
午後 医療と文化、そして現場
基本座学
印象に残ったこと
村人・協力隊のロールプレイング
(前提)協力隊の頑張った活動が住民参加型であり、住民としては、自分たちを慰労してほしいが、協力隊員は望む額は全部くれなかったが、資金提供者を私たち(村人含む)で、もてなすべきとの意見齟齬
・ロールプレイ自体が始まる前に、チーム内の話し合い。自分の意見をしっかりもっている人が多く、多様な意見がバンバン出るのはいいけれど、議論が右往左往している感じが少しした。目的の共有と、いかにシンプルにするのかが大事だと感じた。
・ロールプレイング。とても勉強になった。ただ、わがまま一筋の村人チームを演じすぎた感じ。今後ロールプレイングをする時は、できれば意見が違う人を入れておいたり、同じ方向性でもレベル感の違いを付けておくと、もっと面白い内容になる気がする。
・こちらがただめちゃくちゃわがままを言い倒している時、「朝ごはん何を食べたか?」「パーティの内容を考えよう。」の2つは一気に空気を変えてくれた。対立構造が、同じ方向を向いた感じ。
・人間関係の根回しの重要性はもちろん、人の配置ってやっぱり重要だと感じた。話し合いにおいて、2つのチームがそれぞれ向かい合うより、交互に円になって座ったりしたほうが、対立になりにくい。
・ほぼ単語だけだけど、「まずねぎらい」「外部から入ってきた人は、客観性があり、巻き込みやすい」
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・戦後日本の取り組みは、途上国において大いに活用できそうなので、出国前にある程度勉強する!
・PCMの流れを利用した、ポジティブ要素(幸せ)の書き出しは大いにあり!何よりもまずはマイナスを0にしようという考えになりがちだけど、別のプラスを大きくすることで、周りのマイナスも引っ張られて、動く総和が大きくなりそう。
・母親はどうしても「自分以外」を優先しがちであり、子供の巻き込みが重要。事実確認のためにも、子供は大切。
・男性を動かすのは、「外への見栄の利用」と「自尊心をくすぐる」こと
・講師が途上国において、いつも飴を頂戴とねだられるので、逆に子供が飴を持っている時、飴を頂戴と言うと、その子供は飴を割って自分にくれたとのこと。自分の途上国への興味は、こういった体験を求めている部分もあるのだろうと感じた。
・途上国の現地の人へのアプローチは、「片思い(恋)」の感覚の必要性。大いに納得!前述3つの内容含めて、男性の感覚ではなかなか出てこないような発想、言葉の選択が多く、勉強になる。「女性資本主義論」という本を思い出すが、今後の世界は途上国問わず、女性的な感覚・発想が重要だと改めて感じた。なんとなく、男性の考えって「物理」っぽくて、女性の考えは「生物」っぽい。20世紀までは、イケイケドンドンの直線の感じで良かったかもしれないけれど、21世紀は、数値の大小で物事(優劣)を決めない、生物的な感覚が必要なのかなーと。ただ、前述したような見栄のため、男性が受け入れらず、盲目に走り、資本主義が暴走している感じ。
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マラリア関連の講義
・マラリアの知識、全然ないこと痛感。楽観的過ぎる。マラリア含め、危険な病気は出国までに調べ、まとめる。
・マラリア基本情報
1)三日熱・四日熱・卵型マラリアは命に係わることはまずないが、熱帯熱マラリア(PFマラリア)は致死率高く、要注意!
2)発病して、1週間以内に治療薬を飲めば治る可能性高いが、過ぎると危険。
3)夜行性・大抵の蚊と違い前かがみ(後ろ足があがっている)・汚水ではなく綺麗な水でないと繁殖できない(クーラーのタンクもよく繁殖)。
・蚊帳普及の話より、外部からの無料配布等が「地域の産業の衰退を招かないか?」を考える必要性。
・地域でのニーズ等の調査には「語彙の多寡」がヒントとなる。
・青年海外協力隊は良くも悪くもアマチュアであり、その良さを最大限活かすべき。地域、草の根でしっかり共に過ごし、感じること。自身が教えられることにより、相手へのエンパワーメント。
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正直、「今日は座学中心かー。」と、朝思っていたけれど、終日とても勉強になりました。70日間の合宿における、語学以外の講義もこんな感じならいいのにと期待値が高まってしまう。
そのあと恒例の飲み会に、午後の講師も含め開催。1次会で自分は帰りましたが、2次会も各自している様子でした。
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