「ノマド」「社会起業家」「フリーランス」「ダブルワーク」「プロボノ」・・一昔前までだと、実現が難しかったことが、たくさんできる現代において、社会や働き方のヒントとなるであろう本を6冊紹介します。
サピエンス全史
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<概略>
アフリカでほそぼそと暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか。その答えを解く鍵は「虚構」にある。
なぜ我々はこのような世界に生きているのかを読み解く、記念碑的名著!(※冒頭より)
<個人コメント>
毎月10~15冊/月ほど本を読みますが、ここ数年で個人的にダントツな本です。未来がこうだ!ってところが主題の本ではありませんが、人類(ホモ・サピエンス)の特徴を、「虚構」という概念にまとめ、歴史や文化、今後の展望に関しても記載されています。
歴史の事実だけを並べた本はたくさんありますが、「どのようにして」といった点にも独自の焦点があてられ、今後の在り方へのヒントになると思います。
ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代
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<概略>
21世紀にまともな給料をもらって、良い生活をしようと思った時に何をしなければならないか―この「100万ドルの価値がある質問」に初めて真っ正面から答えを示した、アメリカの大ベストセラ(※「BOOK」データベースより抜粋)
<個人コメント>
上記3つの問いが投げかけられ、それに対する6つの感性を中心に書かれています。特にコンピュータや機械と対比したときに、人間ならではの特徴は何かといった点を考えるにあたって、よく整理されており、何度も読み返す本です。
21世紀を意義ある、または面白おかしく生きたいと思う方にはおススメです。
未来を予見する「5つの法則」
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<概略>
未来は「予測」できない。しかし、「予見」はできる。先が見えない時代と言われて久しい今、弁証法的思考を身につけることで、次の変化を見通すことができる。(※amazonより抜粋)
<個人コメント>
「テーゼとアンチテーゼがアウフヘーブンでジンテーゼ」、大学受験で倫理を選択した人には、呪文のように覚えた記憶もあると思います、ヘーゲルの弁証法。この本では、その考えに基づき、社会は一方向の直進をしているのではなく、螺旋階段的に進んでいると説きます。
「利益追求」か「社会貢献」か、「市場原理」か「政府規制」か、「資本主義」か「社会主義」かといった対立構造も、この本を通じて、新しい可能性に触れることができます。
未来の働き方を考えよう
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<概略>
定年延長で、みんないつまで働くの?死ぬまでお金に困らない人とは?ITの発展、グローバル化、人生の長期化—パワーシフトが進む大変革の時代のなかで、私たちはどう働き、どう生きていけばいいのか。
「人生は二回ある」と説く大人気社会派ブロガーによる自分らしく楽しい人生設計を考えるヒント。(※文春文庫より抜粋)
<個人コメント>
知っている方も多いであろう、月間200万PVをほこる、社会派ブロガー「ちきりん」。この本以外にも多くの本をだし、新しい視点や社会に関する様々なトピックをわかりやすく解説してほしい人には、この本はもちろん、著者への注目も超おススメです。
この書籍では、今後の社会の動向から起こりうるであろう働き方、生き方に関して、具体的な人生の送り方も織り交ぜながら記されています。
ブラック・スワン
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<概略>
歴史、哲学、心理学、経済学、数学の世界を自由自在に駆けめぐり、人間の頭脳と思考の限界と、その根本的な欠陥を解き明かす超話題作。(※「BOOK」データベースより抜粋)
<個人コメント>
社会、働き方の在り方に関する本ではありません。リスクへの備えや、思い込みの危険性や対策に関して書かれた本です。けど、結局は社会、働き方の在り方を考える上でとても参考になります。
ミレニアル起業家の新モノづくり論
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<概略>
ポスト製造業の経営戦略とは? ゴールドマン・サックス、フェイスブックを経てビジネスSNS「ウォンテッドリー」を立ち上げた社長が示す、これからの労働と幸福(※「BOOK」データベースより抜粋)
<個人コメント>
Wantedly創業者による、人生観。新モノづくり論とありますが、ミレニアル世代を中心に考えた、今後の世界の在り方や、その上での一人一人の人生観に関して書かれています。
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