派遣前訓練51,52日目 訓練生インタビュー「野外委員」

派遣前訓練

51,52日目のざっくりとした流れ

 

51日目

<午前>

語学

<午後>

語学

協力活動手法

 

52日目

アウトドアレッスン

 

野外委員長(7班)・モンゴル派遣予定・家畜飼育・Tさん

 

今回のインタビューは、野外委員長のTさんです。野外訓練ではその独特のキャラで訓練生に強烈な印象を残した方。以下インタビュー内容です。

 

協力隊に応募したきっかけは?

トップシークレットで!(笑)

 

学生時代はどんな人?(専攻、海外経験、国際協力への関心)

中学高校、ともに帰宅部っす!できるだけ家を遅く出て、帰宅の途中に立ち読みばかりしていました(笑)

 

ただ、小学校の時から動物が好きで、近所のおばちゃんに「それなら獣医さんになればいいじゃない!」の一言で獣医を目指し、大学でも獣医学を専攻しています。情熱大陸の、エボラ出血熱に取り組む高田礼人さんの特集にも影響を受けましたね。大学では牛、馬、犬、鶏など様々な生物に触れてきました。卒論はマウスを用いた研究です。

 

海外経験は高校の2年生の時、学校で行った韓国ぐらいっすかね。国際協力への関心は高校・大学時代は皆無でした!

 

協力隊に応募する前は何をしていた?(仕事はやめた?)

まだ大学に在籍しています!

 

委員会はどうでした?

(なぜ野外委員になった?)

響きっすね!(笑)せっかくなので何かしようと思っていた時、野外委員という響きが良かった。

 

(なぜ委員長になった?)

正直誰もやらなさそうだったからっていう部分がありますね(笑)

 

(野外訓練活動を終えて)

野外訓練のための「コンセプト」をどうするかといった議論で、自分の考えがあまり伝わり切っていなかった部分があったかなと。ただ、みんなどんどん進めてくれて、良いファシテーターじゃなかったかもしれないけど、そこまで進行役が大変とは感じなかったっす。みんなは具体的な準備が多くて、大変そうでした。

 

ただ、当日が大変でした。一日目の炊飯に、予想以上に時間がかかっちゃって、スタッフやみんなと相談して、取り組みを一つ消すことにした。でも打ち上げはやり切った感でみんなはっちゃけてましたね。

 

言語はどんな感じ?

モンゴル語。大学でモンゴル人を受け入れており、あいさつぐらいはできる状態で訓練に入りました。もともとざっくり伝わるような感じはありました。先生はモンゴル人で、この隊次で初めて先生になった様子です。

 

訓練に入った頃は、獣医学関連の論文読んだりしていましたが、最近はモンゴル語に集中しようって感じで勉強しています。

 

現地での要請内容は?あと、現地でどんなことをしたい?

今のところ、モンゴルの大学の獣医学部に派遣予定っす。モンゴルでそこしか獣医学部がなく、かつ実習があまりない様子です。大学の実習の補助、酪農家へのテクニカルなアドバイス、人にも動物にも病気になる感染症(人獣共通感染症)のモンゴルでの調査研究、地方獣医局でのデータの扱い方の指導など色々あります。

 

論文もできれば書きたいです。将来的には研究者を考えていて。現地で「~していました。」と、証明するものを残したいですね。

 

あと、モンゴル相撲をしてみたいです!日本の相撲よりレスリングっぽいみたい。あと、モンゴルはバスケとバレーがメジャーだけど、野球を広めたいとも考えています。

 

帰国後はどうするつもり?将来はどんなことをしたい?

さっきも言ったけれど、病気の研究者になりたい。対象は人・動物どちらかはまだ決めていないですね。大学に残ることも可能性としてあるし、製薬会社とかもありっすね。病気をなくしたいって気持ちもあるけれど、純粋にそのメカニズムが気になる部分もあります。

 

「いつか~の力になる」にした理由は?
<Tさん記入>『いつか「ヒトと動物の病気克服への」力になる』

 

自分が生きている間に、世界全体で病原体が一個消えたらいいと思っており、そこに絡めて書きました。人間や動物のためになりたい気持ちはあります。自分が生きている間に、病気は全部無くならないだろうけど、生物学になんらかの形で関わっている人の多くは、病気ゼロを目指している部分があると思います。

 

幸せだと感じるのはどんな時?

アニメを見ている時(笑)あと、勝負ごとに勝った時。というか、真剣に何か取り組んだ時っすかね。負けても真剣だったら得られることがあるから。真剣って意味で言うと、意見のぶつかりあいが好き。周りからしたら喧嘩していると心配されるような、本気で意見をぶつけ合う時があります。

 

シニア海外協力隊の方がいらっしゃった時、バク転を教えてくれて、できるようになった時も幸せを感じました。できなくなったことができるようになった時って感じですね。

 

影響を受けた「人物」「本」「映画」があれば教えてください

性格は父親に似ているのかな。あと、アニメが好きです!アイドルマスター、機動戦士ガンダムユニコーン、コードギアスなど諸々。

 

アイドルマスターで、みんなが四苦八苦している姿からは真面目に色々考えました。「自分の武器はなんなのか?」などを考えている姿、またチームをつくりあげていく過程は、友達とよく真剣にどう思うか話したりしていました(笑)

 

これからの意気込みをお願いします!

最低論文一本!Be stoic!

 

<インタビューを終えて>

正直、Tさんの魅力が全然伝えられていない気がします・・。もっと良い意味でぶっ飛んだ感じが伝わればと思いインタビューしましたが、自分の力不足を感じる結果に。

 

ただ、よく「自分性格悪いんで・・」みたいな感じのことを冗談まじりに話されますが、しっかりとした軸をもち、まっすぐ目標に向かっていくのだろうなとインタビューを通じて感じました。野外訓練お疲れ様でした、そしてありがとうございます!

 

インタビュー一覧

 

アウトドアレッスン

52日目は「アウトドアレッスン」が実施。これは英語を学習している訓練生が、語学の先生と一緒に、一日福島県内を共にするという講座。もちろん終始英語で日本語禁止。(店員さん等とのやりとりは日本語ok)日本文化の紹介や、教室内では出てこない英語のレベルを把握できる。

 

午前のホームクラス単位での行動より、自分の場合は先生含め6名で郡山へ。おまんじゅうつくって、抹茶かき氷食べて、科学館行って、着物のお店入ったり等々、結構疲れた。

 

ただ、訓練所に来てから久しぶりの快晴、かつ郡山大都会か!と感じるほど訓練所生活に染まっていることを実感。任国の2年間後の日本は半端ないだろうなと考える一日。

 

ちなみ、英語以外の語学訓練生は、それぞれの訓練言語を母国語としている方をお招きし、プレゼンしたりして交流をしていた様子。多くの人が任国の衣装を着たり等、楽しそうだった。

 

訓練一覧

コメント