派遣前訓練17日目 救急法

派遣前訓練

本日のざっくりとした流れ

 

<午前>

体力維持講座

<午後>

救急法

マラウイメンバー飲み

 

救急法

任地では、日本以上に「ケガ等で体調が悪くなるケース」や「医療機関の整備が不十分」であることが考えられ、午後いっぱい使っての講座。

 

携帯用の救急セット

<基本セット>

三角巾 医療用ゴム手袋(ポリ袋でも可)

<中級セット>

基本セット 救急絆創膏 包帯 ガーゼ 絆創膏

<上級セット>

基本セット はさみ 笛 ペンライト 事故観察表 赤フェルトペン

※白色ワセリンを、ガーゼにしみ込ませてから傷口にあてると良いとのことで、これも常備するべきとのこと

 

様々な場合での、ケガ等をした時の具体的な応急処置の仕方を学ぶ。実際に手を動かしてみることが多く、実体験となり記憶に残りやすい講座だった。

 

日本ではほぼない病気、「マラリア」といった病気ももちろん大変だけど、すり傷等の外傷もリスクが高まり、かつきれいな水や、整った医療機関の制限がある。色々リアルに考えさせてくれた講座。

 

マラウイの衛生・医療事情一般

・水が原因と考えられる消化器感染症が多く、水道水は当然ながらNG

・医師や看護師の不足が深刻。医師1人が人口5万人(2013年)に対応する世界最低の水準

・全身麻酔を要するような手術や複雑な処置,輸血などが必要な場合は,南アフリカ共和国に移動すべき

・医療機関において、クレジットカードはほぼ使えない

・全ての医療機関で日本語は通ないが、病院職員はほぼ全員が英語が話せる

 

健康上心がける事

1)予防接種は,日本で全て受けてきましょう。

2)医薬品が不足しているので,慣れた薬を持参しましょう。

3)体温計を持参し,不用意な医療機関受診は避けましょう。

4)生水や加熱していない食べ物は避けましょう

5)乾燥しているので,水分を頻回に取りましょう。

6)外出時は,帽子,長袖,長ズボンを着用し,紫外線や防虫対策をしましょう。

7)川や湖には,不用意に入らないようにしましょう。

8)健康維持のため,十分な休息や睡眠を取りましょう。

(外務省HPより)

 

自分一人で旅行等だと、なんだかんだしっかり時間を割いて、健康への勉強をすることができていない。今回の講座は「救急法」に焦点があてられていたけれど、「海外における安全対策」や「海外保険」といった内容の講座もあり、ものすごくありがたい。

 

民間の途上国へのボランティアに比べ、青年海外協力隊はルールがあることで、縛られている部分もあるのだろう。だけど、それは「守られている」裏返しでもあり、そのような制度の中活動させてもらえることに感謝。健康に過ごす大切さ感じた一日。

 

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